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じゃがいものおすすめ保存方法/切り方&調理方法/食べ合わせ/メニューとは!?【カラダを温める食べ物】

Text:石原結實

体を温めるアイドル食材

身近な、いつも食べているものにも、体を温める食材はいっぱいあります。なにげなく口にしてはいたけど、もっと効果を感じたい、合理的に食べたい、と思いませんか? 切り方や調理方法で栄養価が変わるので、これを参考にしてぜひ、実践してみましょう。

【じゃがいも】肉の中毒を防ぐので、付け合せには最適な食材


●血圧を下げて発がんを抑える
じゃがいもには加熱しても壊れにくいビタミンCや、ビタミンB 群、パントテン酸、カリウム、イオウ、リン、塩素などのビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。パントテン酸は消化の促進、肉の解毒をし、カリウムは血圧を下げる効果があるので、肉の付け合せにじゃがいもが多いのは納得です。

ビタミンCにも解毒作用があり、そのほかにも細胞組織の再生機能の促進、イオウ、リン、塩素は殺菌・浄化作用、皮膚や粘膜の浄化・再生にも有効。じゃがいもは美容食としてはもちろん、抗潰瘍食としても格好の野菜といえます。また、抗ウイルス作用を持つプロテアーゼ阻害物質やクロロゲン酸には、発がんを抑える作用があることもわかっています。

【Point】フライドポテトは危険!?
120℃以上の熱が長く加わると発がん性物質が生まれる恐れアリ。焦がしすぎ注意です!

保存方法

●乾燥が大敵!チルド室なら1か月保存可能
ひとつずつ紙で包み、風通しのよい冷暗所において保存します。じゃがいもは光が当たると光合成をして緑色に変色します。なるべく光を遮断し、風通しも良くすれば長く保存が可能です。じゃがいもの甘味を増量させたい場合はチルド室で保存。でんぷんを分解して糖を作るので、煮込み料理などには最適です。ちなみに細かく切った生のものは保存不可。

おすすめの切り方&調理方法

●皮ごと茹でてビタミンをキープする!
ポテトサラダやコロッケなど、茹でて使用する場合は断然、皮ごと茹でるほうがお得。水からじゃがいもを入れて、火にかけることがポイントです。ゆっくり茹でることでおいしさが倍増!茹で上がったら調理します。皮に含まれる鉄分やカルシウムを余さず摂取するには皮ごとが鉄則。炒め物なども皮ごと切って調理しましょう。

・薄切り/炒め物など
・ぶつ切り/煮物など
・さいの目切り/サラダなど

おすすめの食べ合わせ

●じゃがいも+にんじん
βカロチンと一緒に摂ると高血圧や動脈硬化の予防に効果的。

●じゃがいも+チーズ
むくみを解消し、腎機能を回復する効果が期待できる。

じゃがいもメニュー例

肉じゃが、ポテトサラダ、コロッケ、カレー、シチュー、チーズ焼き、ビシソワーズ、ポトフ、ジャーマンポテト、じゃがいもとカイワレ大根の炒めなど。

【書誌情報】
『図解 カラダを温める食べ物』
著者:石原結實 医学博士/イシハラクリニック院長
レシピ/料理:藤沢セリカ

近年、低体温が病気を招く原因となり、体温が上がると不調が改善=健康になるといわれている。医師である著者が、身体を温める30種以上の食材をクローズアップし、食材ごとの成分や効能、また、調理法や切り方・保存法・食べ合せによる最適な摂り方を紹介、解説する。

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