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青じそのおすすめ保存方法/切り方&調理方法/食べ合わせ/メニューとは!?【カラダを温める食べ物】

Text:石原結實

体を温めるアイドル食材

身近な、いつも食べているものにも、体を温める食材はいっぱいあります。なにげなく口にしてはいたけど、もっと効果を感じたい、合理的に食べたい、と思いませんか? 切り方や調理方法で栄養価が変わるので、これを参考にしてぜひ、実践してみましょう。

【青じそ】さわやかな香りで殺菌作用、イライラも解消


●抗酸化作用の強い、和ハーブ
あおじそとは「大葉」とも呼ばれる日本のハーブ。そのさわやかな香りと鮮やかな色で食欲を増進させます。成長段階に応じて、花、実、葉のいずれも薬味として使われています。実や花はちぎって、刺身用のしょうゆに入れたり、葉は細かく刻んで冷奴にのせるなど広く活用できます。主に生で食するあおじそですが、それには理由があります。

特有のにおいのもと、ペリルアルデヒドには防腐、殺菌作用があり、食中毒予防や、生ものにあたることを防ぐ効果を発揮します。ただし熱には弱く、効果を失ってしまうので加熱には向きません。そのほか、抗酸化作用のあるβカロテン、ビタミンE でがん予防、カルシウムとビタミンKで骨粗しょう症予防など、多くの予防に役立ちます。

【Point】あおじそでイライラを解消!
ノイローゼやうつ病に使われる漢方薬の主成分なので、神経を落ち着かせる食材です。

保存方法

●栄養そのままで常備するなら冷凍で!
芯を濡れたペーパーなどで巻き、別の軽く湿らせたペーパーで葉全体を包んでから密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。2~3日保存可能。葉が黒くなり始めたら、一気に悪くなるので、黒い部分は捨てて早めに食べ切りましょう。冷凍する場合は刻んで密封袋に入れて冷凍庫で保存すれば、2週間ほど持ちます。そのまますぐに使えて便利です。

おすすめの切り方&調理方法

●香りを引出し、見た目も楽しむ
香りを最大限に引き出すならみじん切りがベスト。ただし、切ったその場から栄養素は流れ、葉もしんなりして色も変わってくるので、食べる直前に刻みましょう。彩りとして加えるなら千切りがおすすめです。あおじそをまとめてクルクルっと巻き、端から千切りにしていきます。細く切れば切るほど、仕上がりがフワッとします。

・千切り/冷奴など
・みじん切り/和風パスタなど

おすすめの食べ合わせ

●あおじそ+イカ
カリウムとタンパク質で高血圧の予防に。

●あおじそ+アスパラガス
動脈硬化や脳卒中、がんを予防する。

青じそメニュー例

厚焼き玉子、しそと塩昆布の和え物、大根おろし、しそ巻き焼き鳥、鶏しそつくね、大葉あんかけ和風ハンバーグ、チーズと大葉の春巻、キャベツと大葉の塩もみなど。

【書誌情報】
『図解 カラダを温める食べ物』
著者:石原結實 医学博士/イシハラクリニック院長
レシピ/料理:藤沢セリカ

近年、低体温が病気を招く原因となり、体温が上がると不調が改善=健康になるといわれている。医師である著者が、身体を温める30種以上の食材をクローズアップし、食材ごとの成分や効能、また、調理法や切り方・保存法・食べ合せによる最適な摂り方を紹介、解説する。

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