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調教で知っておきたい3つの追い方と2つの走り方とは!?【究極の競馬ガイドブック】

Text:長谷川雄啓

調教とは?

調教とはレースに向かうまでのトレーニングのこと。追い切りとも呼ばれ、レース当該週の水曜日か、木曜日に行われる強めの稽古のことを、“最終追い切り”と言います。

競走馬は、東西のトレーニングセンターで生活をし、調教を積むと書きましたが、それぞれのトレセンに様々な調教施設があり、調教師は馬の状態に合わせてコースを選び、トレーニングを行います。

人が促して馬を走らせることを、“追う”と言います。その追い方ですが、基本的には次の3つがあります。

●馬なり
馬の気持ちに任せて、楽に走らせる。

●強め
鞍上が、少し馬を促しながら走らせる。

●一杯
鞍上が、目一杯追って、馬を走らせる。

さらに、走らせる際には、次のようなパターンがあります。

●単走
1頭で走らせる。

●併走
2頭以上で走らせる。これを“併せ馬”とも呼びます。

【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。