ツボで血圧が下がる仕組み
ツボ押しは体をめぐる気(エネルギー)の流れを調整し、心身の健康を維持する東洋医学の治療法です。気の通り道を経絡といい、経絡の要所にあるのが経穴、いわゆる「ツボ」になります。このツボを西洋医学の視点から見ると「神経が集中している場所」ととらえることができます。
私たちの体は神経というネットワークを全身に張りめぐらすことで、わずかな変調も脳に伝える仕組みを備えています。異変を察知した脳が素早く対処することで、症状が現われる前にトラブルや病気を防ぐことができるわけです。この優れた情報網が停滞しやすい場所がツボです。交通量の多い交差点と同様に、神経が交錯するツボでも渋滞が起きがち。これを交通整理して、脳への神経回路の通りをスムーズにするのが「ツボ押し」なのです。
こうして自律神経に直接アプローチできるのはツボ押しならではのメリット。しかも薬のように強制的ではなく、そのときの体にとってベストな血圧値まで下げてくれます。不自然な下げすぎも、副作用もありません。体にやさしい、有効で優れた降圧方法なのです。
運動効果で血行不良が解消されると、肌ツヤや髪の毛のハリも出てきます。さらに、「加藤式降圧ストレッチ」や「バンザイ体操」は姿勢の改善効果が期待でき、見た目も若返ります。
出典:『1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法』
【書誌情報】
『1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法』
監修:加藤 雅俊
いまや現代病とも言われ、高血圧患者はおよそ4300万人いるとも言われています。血圧は健康診断などで指摘されても、すぐに病気になったり状が現れるわけではないため、放置したり、降圧剤を飲んで数値を改善している人も多いのではないでしょうか。降圧剤に関しては数値が下がっても飲まないと元に戻ってしまったり、予防としても一生涯飲み続けることになる場合が多く、医療費がかかったり、通院にはそれなりの時間もかかります。そんな高血圧に悩む人たちに向けて、本書では血圧本で数々のベストセラーを出している著者による、“薬いらず”“減塩なし”で、誰でも簡単にできる血圧がみるみる下がっていく“最強1週間プログラム”を紹介します。血圧が高くなる原因には『身体』と『心』の二つがあるため、まずは自分の血圧はどちらが原因で高くなっているのか簡易チェック!その上で、肺から血圧にアプローチする『胸郭ストレッチ』、押すだけで10以上下がる『降圧ツボ』、心も体も整う『加藤式呼吸法』など、時間もかからず誰でも即できるのに、驚くほど効果がある方法を毎日取り入れやすい1週間プログラムにして紹介します。さらに一回下がっても元に戻らないために、しっかり正常な血圧を維持していくプログラムも紹介。
高血圧で薬をやめたい方、薬を飲むか迷っている方、減塩せずに食事を楽しみたい方など、高血圧に悩んでいる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2024.03.27