大阪府代表は選手権大会2連覇
第101回全国高校野球選手権大会が、履正社(大阪)の優勝で幕を閉じた。大会の主役の一人となったのが、星稜(石川)の奥川恭伸投手。
3回戦の智弁和歌山戦で延長14回を投げぬいたことで、準々決勝は登板を回避した。仙台育英(宮城)を相手に打線が爆発。17対1と圧勝したため奥川はしっかり休めたが、接戦であれば投げる機会も想定された。
今年も登板過多の問題は議論になったのではないか。
岩手県大会における佐々木朗希(大船渡)が最も顕著な例だが、エースの“将来”と高校野球という“今”のどちらを優先するのか。また“厳しい試合を投げぬくことで成長する”派と“無理使いが投手を壊す”派の意見も分かれ喧々諤々。
甲子園に出場した学校の各監督はそれぞれにしっかり対策を練り、無理使いにあたるような例は見受けられなかったが、果たして肝心の投手自身はどう思っているのか。
奥川恭伸は石川県大会前のインタビューの中で「高校野球でいえば、試合の流れという点で影響を受けやすいため、100球(など)でバサッと切ってしまうのはどうかなと思います」と答えている。
有識者が集まる場でも「球数より休養日」との意見が出ている。若きエースたちの将来を守り、かつレベルの高い戦いをしていくために、大人側の試合日程作りが試されている。
※インタビュー全文は「がっつり!甲子園2019」に収録。取材:氏原英明 写真:花田雪
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公開日:2019.08.22
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