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あなたは大丈夫?日本人男性の約3割は肥満です!

Text:加藤雅俊

肥満は私たちにとって身近な健康問題の1つです。肥満は「よくないこと」であり、おなかがポッコリ出ているのは「恥ずかしい」。多くの人がそのような認識を持っており、「何とかしなくては」と気にしている人も多いでしょう。

肥満とは、脂肪細胞に脂肪が過剰に蓄積されている状態を指します。脂肪細胞は誰にでもある細胞で、大人になってから数が増えることはありませんが、1つの脂肪細胞に入る脂肪は無制限のため、同じ場所にたまっていきやすいということにな ります。

肥満の割合は、厚生労働省が発表している「国民健康・栄養調査報告(平成27年)」によると、15歳以上の日本人の肥満の割合は、全体で23.1%、男女別にみると男性が28.4%、女性は.18.7%となっています。

さらに年代別の割合をみると、男性の場合、40代が36.5%ともっとも高いことがわかります。まさに健康が気になり始める年齢なので、この事実には何となくうなずけます。しかし、ここで着目したいのは、10代男性では肥満の割合が6.6%なのが、20代になると一気に26.6%まで跳ね上がり、30代ですでに30%を超えているという点です。「社会人になってから、不規則な生活で太ってしまった」と言う人は多いですが、1年間に1kgずつ体重が増えたとして、10年で10kg‌増!10kg‌増えると見た目もだいぶ変わります。そう考えると、肥満は中高年特有のことではなく、30代でも3人に1人が肥満なので、若い人たちにとっても身近な問題であることがわかっていただけると思います。

女性の場合は男性より肥満度が低いですが、それでも50代以降になると肥満の割合が20%を超え、以降、ゆるやかに増える傾向がみられます。

【書誌情報】
『肥満がいやなら 肺を鍛えなさい』
著:加藤雅俊 (薬剤師、体内環境師、薬学予防医療家)

肺の主な役割は「呼吸」と「血液循環」。酸素を含んだ血液を体内に循環させているが、十分に機能しないと不調を招く。 本書では、肺を鍛える方法として「肺ストレッチ」を提案。肺と血液の関係を説明しながら、その方法を紹介する。