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「皮下脂肪」と「内臓脂肪」病気になりやすいのはどっち!?

Text:加藤雅俊

脂肪には、皮膚と筋肉の間についている「皮下脂肪」と、内臓の周りについている「内臓脂肪」があります。2つの脂肪の働きは、エネルギーを蓄えるという点では同じですが、蓄え方に違いがあります。例えて言うなら、皮下脂肪は「定期預金型」、内臓脂肪は「普通預金型」と言えます。内臓脂肪は日々の活動に使われるエネルギーを簡単に出し入れできますが、皮下脂肪はエネルギーを長期的に蓄え、持続的なエネルギーとして使うため、日々コツコツためています。ですから、皮下脂肪を減らしたいときは、時間をかけなければリバウンドしてしまうのです。

一方、内臓脂肪はつきやすくもありますが、減らしやすいのが特徴です。内臓脂肪がかなり増えてくると、おなかだけポコッと出てきますが、体の奥のほうにつく脂肪なので、見た目にはわからないことも多いです。

実は同じ肥満でも、内臓脂肪型のほうが病気になりやすいです。内臓の周りにはすぐ使うためのエネルギーとして脂肪があるわけで、長期間居続けると血流も悪くなり、やがて病気になるのはごく当たり前のことかもしれません。見た目が太ければ自覚もしやすいですが、隠れ肥満は見過ごされがちです。これからは見た目の肥満だけでなく、内側の肥満にも目を向けていきましょう。「肥満なんて、私には関係ない」と思っている人ほど、本当は危ないのです。

【書誌情報】
『肥満がいやなら 肺を鍛えなさい』
著:加藤雅俊 (薬剤師、体内環境師、薬学予防医療家)

肺の主な役割は「呼吸」と「血液循環」。酸素を含んだ血液を体内に循環させているが、十分に機能しないと不調を招く。 本書では、肺を鍛える方法として「肺ストレッチ」を提案。肺と血液の関係を説明しながら、その方法を紹介する。