手首の動きを制限するためにシャフトと前腕部を一直線に
パッティングでは、いくつか動かしてはいけない部位がありますが、その中でも最も重要なのが手首です。ストローク中、手首が動くと、ショルダーストロークにもならないし、方向性も距離感も失ってしまいます。プロゴルファーの中に、あまり見たことがないようなグリップをしている選手がいるのも、すべては手首を使わないための工夫の一環です。
この手首を動きにくくするための構えを実現するために確認してほしいのが、ヒジ先(前腕部)とパターのシャフトが一直線になっているかどうかです。実際にやってもらえればわかると思いますが、ショットのときの握り方であるフィンガーグリップの場合は、グリップの延長線が前腕の下に伸びていて、手首を柔らかく使えます。しかし、シャフトと前腕部が一直線になるように構える
と、手首の動きに制限をかけやすくなります。
出典:『とことん上手くなる!パッティング家練メソッド』著/松本哲也
【書誌情報】
『とことん上手くなる!パッティング家練メソッド』
著者:松本哲也
ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。
公開日:2021.10.25