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パット成功率を高める、グリーン上の所作とは!?【松本哲也のとことん上手くなる!パッティング家練メソッド】

Text:松本哲也

ボールの位置を確認したら心のタイマーをオン

グリーンに近づき、グリーンに乗っている自分のボールを確認したとき、まず考えなければいけないのは、どんなパッティングをするかということではなく、自分が何番目に打つかということです。なぜなら、真っ先に打たなければならない場合、その分、準備のための時間が短くなるからです。

しかも真っ先に打つということは、距離が残っているということなので、ラインが複雑になる場合があります。また、「離れた地点から見たほうがラインが読める」ことを考えると、ラインを読む作業自体にも時間がかかります。

ゴルファーの中には、時間など気にせずゆっくりラインを読むという図々しい人もいますが、慌ててミスをしてしまうケースのほうが多いはず。

そうならないためにも、ボールがグリーンに乗った時点で、自分が何番目に打つかを確認する。もし、他の人がオンしていない場合でも、何番目になるかを予測。そして、打つ順番がトップバッターか2番目になった(なりそうな)場合は、確認した瞬間から準備を始めましょう。

時間短縮をするために、ボールが手前(花道側)にある場合は、マークをしてからラインを読み、左右、あるいは奥にボールがある場合は、ヨコ位置からラインを読んでからマークをするといったように、状況によって手順を変えることも大切です。

オンした時点で、“心”のタイマーのスイッチを入れる。そういう心がけがあれば、ロングパットの成功率も自然と上がってくるはずです。

自分が何番目にパッティングをするかによって、

準備に使える時間が変わってくる

出典:『とことん上手くなる!パッティング家練メソッド』著/松本哲也

【書誌情報】
『とことん上手くなる!パッティング家練メソッド』
著者:松本哲也

ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。