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パターにもロフト角があることを覚えておく理由とは!?【アプローチの新しい教科書/松吉信】

Text:松吉信

ボールに向かってパターを振らなければフォローがスムーズ

ロングパットにしてもショートパットにしても、自分のイメージしたラインに乗せて、距離感を合わせるには回転の良い球を打つことが絶対条件です。

しかし、大半のゴルファーはボールに向かってパターを振ろうとします。ボールをしっかり見てぶつけにいくと器用な手先に頼ってしまい、様々なミスを引き起こします。

まず覚えていただきたいのは、パターにもドライバーやアイアンなど他のクラブと同じようにロフト角がついているということです。ロフト角は少ないもので3度、多いもので7度くらいあります。

そのためボールに向かって振ろうとすると、ボールにバックスピンが多少かかってしまうことになります。バックスピン以外にもサイドスピンがかかったり、インパクトでフェース面が開いたり閉じたりしてしまう現象も起こりやすく、結果的にボールの転がりが伸びない、狙った方向に転がっていかないというミスパットを招きやすいのです。

トーナメントプロたちのような、「止まりそうで止まらない」という表現がピッタリの転がりのスムーズなパットを打つには、ボールに向かってパターを振らないことです。

良い方法はボールの10〜20センチ先に仮想のボールをイメージし、そこを見ながらストロークするというやり方です。また、アドレスしたら目を閉じてストロークするのも良い方法といえます。

【書誌情報】
『「左手」「右手」タイプ別で上手くなる!アプローチの新しい教科書』
著者:松吉 信

本書の著者はゴルフのアプローチ・スイングについて左手主導と右手主導の2つがあるという。この本ではそれを「左手タイプ」「右手タイプ」と呼ぶ。どちらが合うかはゴルファー次第。「気持ちよく振れること」を基準にタイプを選び、そのメソッドを身につければ確実にレベルアップ、そしてスコアアップも実現する。本書では、それぞれのスイング方法をカラー写真を中心にわかりやすく解説。初心者からプロレベルの人まで使える、この方法はトライする価値がある画期的メソッドだ。