噛めば噛むほど免疫力は上がる
仕事や学校で、慌ただしく出ていかなければならないときの朝食や、決められた時間内に済ませなければならない昼食など、とかく現代は早く食事を済まさなければいけないことが多くあります。
しかし、免疫力の面で見ると、早食いにはいいことがまったくなく、デメリットしかありません。食べ物をよく噛まずに食べると、肥満や糖尿病になる危険が増して、免疫力は低下していくからです。
時間をかけてゆっくりと食事をすれば、胃腸の働きが活発になり、副交感神経が刺激されて、免疫力も高まります
また、よく噛んで食べることにより、満腹中枢が刺激され、適切なタイミングで脳が満腹と判断し、食べすぎを予防できるのです。
さらに、噛むことによって唾液が分泌されますが、その成分であるペルオキシダーゼは、発がん性物質を抑制する効果があり、抗酸化物質でもあるので、免疫力を上げ、老化も遅らせるなど、いいことずくめです。
他にも、食べ物の消化吸収がよくなったり、むし歯や歯周病の予防にもなります。さらに顔の筋肉が活発に動いて血流が増え、脳が活性化するために、認知症の予防にもつながります。いつまでも健康でいるためにも、食事はよく噛んで食べることを心がけてください。
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 免疫力の話』
著:石原新菜
シリーズ累計発行部数160万部突破の人気シリーズより、健康で強い体を作るために大切な『免疫力』をテーマに、実用ジャンルで制作する図解シリーズ最新作!新型コロナウィルスによる影響もあり、改めて注目が集まっている免疫力。すべてのウィルスによる攻撃や重症化を防ぎ、自分の体を守るためには免疫力を高めることが最も重要になります。本書ではそんな免疫の働きから、活性化させるカンタンな方法まで、すぐに使える実用的な情報を紹介。「そもそも免疫力ってなに?」「免疫力を高めるには〇〇を飲む」など、自分や家族の健康のために使える一生モノの知識が満載です!健康的で強い体を作りたい、家族の健康を守りたい、という方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。
公開日:2021.01.08