ドロドロ血液が体中をむしばむ
●増え過ぎた中性脂肪は動脈硬化を進行させる
食べ過ぎや運動不足などで糖質や脂質を消費しきれないと、血中の中性脂肪の量が多くなります。中性脂肪が増え過ぎた血液はドロドロになり、血管内をスムーズに通れず、徐々に血管を傷つけることに。これが深刻な病気につながる「動脈硬化」となります。動脈硬化が脳内で進行すると、血栓ができて血管が詰まる「脳梗塞」や血管が破れる「脳出血」など、大きな病気を招きかねません。また、心臓の血管が詰まる「心筋梗塞」、心臓の機能が低下する「心不全」、心臓内の血流が一時的に途絶える「狭心症」などを誘引するリスクも高まります。
動脈硬化をほうっておくとこんな病気に!
【出典】『ストレス0!で内臓脂肪が落ちる食べ方』
監修:栗原毅 日本文芸社刊
監修者プロフィール
1951年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶応義塾大学特任教授。現在は栗原クリニック東京・日本橋院長を務める。日本肝臓学会専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。『眠れなくなるほど面白い 図解 肝臓の話』(日本文芸社)をはじめ、著書・監修書多数。
健康診断の数値で異常値が出てしまう人が増えています。外出自粛による運動不足に加え、大々的にレジャーや遊びができない今、“食の楽しみ”の優先度が高くなった結果、自宅での食事量、飲酒量が増えてしまうのも原因となっています。本書では人間の代謝をコントロールする“肝臓”の専門医が、
ストレス0で内臓脂肪を落とす食べ方を、写真、イラストでわかりやすく紹介します。また、家にいると楽しみはお酒、という人も多いですが、ネットなどで当たり前になっている『休肝日は週2日以上』『ビールは1日中瓶1本が適量』といった健康法ではなく、肝臓の専門医が教える最強の飲み方を大公開します。「名医が教える究極のPFCバランス」「過度な糖質制限は逆にリスク」「健康数値が良くなる最強のおつまみ」「内臓脂肪が付きやすい食材はコレ!食べるならどっち!?」など、誰でも取り組みやすくわかりやすい内容で楽しみながら健康知識が身につきま
公開日:2022.04.09