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脳が活性化するゴールデンタイムとは?【脳の話】

Text:茂木健一郎

朝の脳はバキバキに元気!

脳は、眠っている間、前日に経験した記憶を整理することがわかっています。特にこの働きが活発なのが、レム睡眠のときです。眠っているにもかかわらず、脳波が覚醒時のような型を示すのが特徴で、夢をよく見るのもこのときです。

一方、ぐっすり眠っている状態がノンレム睡眠で、人間の睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を交互にくり返します。

朝起きた直後は、脳内の記憶の編集、整理がされていますから、脳が非常にすっきりとした状態になっているわけです。

そこで、朝が新しい情報を入れるのに最適で、脳がひらめいて新しい発想も生まれる時間帯といえるでしょう。ここでは私が朝、取り入れているルーティンをいくつかご紹介します。

まず、朝の目覚めを促すために、ご褒美を用意します。私の場合はコーヒーとチョコレートです。大好きなものを口にすると、脳のなかではドーパミンが分泌されます。これが、やる気や集中力、生産性を上げてくれるというわけです。

ご褒美は、自分がうれしいことなら何でもOK。大好きな人とコミュニケーションをとるといった社会的な報酬も、脳を活性化させてくれます。

脳を活動的にするために、太陽の光を浴びるのも効果的です。脳には、太陽の光を浴びると、目覚めのスイッチをONにする回路があるからです。私は、天気がよい朝は、散歩を兼ねて外に出るようにしています。

「朝活」が話題になりましたが、脳科学の見地からいっても理にかなっているといってでしょう。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 脳の話』
著:茂木健一郎

シリーズ累計発行部数150万部突破の人気シリーズより、「脳」について切りこんだした一冊。「なぜ、脳から意識が生まれるの?」「ひと目ぼれは、どうして起きる?」「頭がいいって、どういう人?」人の脳は不思議でいっぱい。身近な疑問でナゾを解明! いまだに解明されない現代科学最大の謎といわれる脳。脳を知ることは、自分自身を知ることです。テレビや雑誌など、さまざまなメディアで活躍する脳科学者の著者が、脳の働きや仕組みを最新のトピックスや知識を使い、図解を交えてわかりやすく解説します。脳力を最大限に発揮させる方法から、「ひらめき回路」の鍛え方、、AI時代の脳の活かし方、脳の機能まで、疑問形式で楽しく読める脳の話が満載。仕事や学習、恋愛、人付き合いなど日常の生活でも役に立つ、脳のエンターテインメント教養本です。脳は自分を映す鏡。人工知能時代に負けない、ヒトの脳の大きな可能性がわかります。