やせ効果が高いのは熟成させた赤ワイン
インは選び方によっては太るどころかやせる効果も期待できるお酒です。その理由は、赤ワインに多く含まれるポリフェノールにあります。ワインには、ご存知の通り赤ワインと白ワインがあり、それぞれ製造方法が異なります。白ワインはブドウの皮や種を取り除いて絞った果汁だけを発酵させます。
一方、赤ワインはブドウの皮も種も付いたまま、丸ごと発酵させるのです。ポリフェノールは皮にたくさん含まれるので、皮ごと使った赤ワインのほうがポリフェノールの量が断然多くなります。
では、このポリフェノールにはどのような効果があるのでしょうか。ポリフェノールはほとんどすべての植物が持つ苦味や色素の成分で、植物が環境から身を守るために備わるもの。強い抗酸化作用があり、酸化による血管の老化を防ぐなど生活習慣病全般を予防してくれます。
さらに、赤ワインに含まれるポリフェノールの「エラグ酸」「タンニン」「レスベラトロール」などには、脂肪の吸収や蓄積を抑制する効果があることもわかってきました。つまり、赤ワインを飲むことで健康効果とやせ効果を同時に得られるのです。また赤ワインでも、若いワインより8〜10年寝かせて熟成させたほうが、ポリフェノールの効果も高くなります。ワインを飲むなら熟成した赤ワインを選ぶのがベスト。1日の適量はワイングラス2杯程度です。
出典:『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』
【書誌情報】
『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』
著:栗原 毅
ダイエット中は痩せるために禁酒すべき、とよく言われますが、一生太らないための“長く継続できる健康管理法”という点では、禁酒を前提にしたダイエットはお酒好きにはハードルが高くなってしまい、結局挫折してしまうということも。
そんな痩せたいけどお酒も楽しみたい!という人に向けて、40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた肝臓専門医の著者が考案した最強の『自動痩せ飲酒プログラム』を紹介します。そもそも人間が太ってしまう原因は“脂肪肝”にあります。脂肪肝とは脂肪が肝臓についてフォアグラ状態になってしまっていることで、その状態になると痩せるための代謝機能は半減し、生活習慣病などのリスクも上がります。
本書ではそんな脂肪肝をお酒を飲みながらでも改善し、痩せていく体を手に入れるための飲み方を解説します。
プログラムの内容は、いつもと飲む量は変わらないのに自然と酒量が減る『満腹ハイボール』を作ったり、割りものを変えるだけで脂肪燃焼できる○○ハイを作る、プロのバーテンダーが教えるスパイスを使った痩せるお酒の作り方、
飲む前に食べるだけで血糖値の急上昇を抑えて太りにくくなるおつまみを食べる、などなど誰でも簡単にできるものばかり。
さらに飲んだ後に絶対やるべき痩せるための最大のアフターケア『歯磨き&舌磨き』の方法まで解説。
好きなお酒を楽しみながら、でもしっかりと痩せていくための方法を図解、イラストでわかりやすく解説する一冊です。
公開日:2023.12.17