度数が低いお酒から飲んで負担を減らそう!
お酒はアルコール度数が低いほど吸収されるスピードが遅くなり、アルコール度数が高いほど吸収スピードが早まります。アルコールの吸収が早いと肝臓はフル稼働を余儀なくされ、大きな負担に。例えば、飲み始めにアルコール度数40度のウイスキーをロックで飲むと、空腹も重なって余計に吸収が早まり肝臓によくありません。それを避けるために、お酒はアルコール度数が低いものから飲むのがおすすめ。
5%程度のビールあたりから始めることで肝臓への負担を減らすことができます。ただし、度数が高いお酒でも水や無糖の炭酸水などで割ればOK。例えば、ウイスキーを炭酸水で割ったハイボールなどは、アルコール度数が通常7〜9%。居酒屋でジョッキで提供されるものだと、もっと薄くて5%くらい。これならビールと同じくらいなので飲み始めにぴったりです。
また、温度が高いお酒も吸収スピードが早まるので要注意。寒い日は日本酒の熱燗を飲みたくなりますが、最初は冷たいビールにしておくこと。それからゆっくり日本酒へ移行するのが賢明です。
アルコール度数が低いお酒からスタートしておけば、強いお酒を飲むころにはお腹も満腹で酔いも回っているので、一気飲みする心配もありません。とはいえ、酔うとアルコールの強さも感じなくなるので飲み過ぎには気をつけること。あらかじめ、「強いお酒は2杯まで」と決めておくとよいでしょう。
出典:『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』
【書誌情報】
『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』
著:栗原 毅
ダイエット中は痩せるために禁酒すべき、とよく言われますが、一生太らないための“長く継続できる健康管理法”という点では、禁酒を前提にしたダイエットはお酒好きにはハードルが高くなってしまい、結局挫折してしまうということも。
そんな痩せたいけどお酒も楽しみたい!という人に向けて、40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた肝臓専門医の著者が考案した最強の『自動痩せ飲酒プログラム』を紹介します。そもそも人間が太ってしまう原因は“脂肪肝”にあります。脂肪肝とは脂肪が肝臓についてフォアグラ状態になってしまっていることで、その状態になると痩せるための代謝機能は半減し、生活習慣病などのリスクも上がります。
本書ではそんな脂肪肝をお酒を飲みながらでも改善し、痩せていく体を手に入れるための飲み方を解説します。
プログラムの内容は、いつもと飲む量は変わらないのに自然と酒量が減る『満腹ハイボール』を作ったり、割りものを変えるだけで脂肪燃焼できる○○ハイを作る、プロのバーテンダーが教えるスパイスを使った痩せるお酒の作り方、
飲む前に食べるだけで血糖値の急上昇を抑えて太りにくくなるおつまみを食べる、などなど誰でも簡単にできるものばかり。
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好きなお酒を楽しみながら、でもしっかりと痩せていくための方法を図解、イラストでわかりやすく解説する一冊です。
公開日:2023.12.19