太りにくいおつまみの選び方を知ろう!
太りやすい食べ物というと、油っこいものが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。でも実は、太る原因は脂質よりも糖質にあります。多くの人が痩せるために高カロリーな食事を避けますが、これは大きな間違い。高カロリーな食事に多く含まれる脂質には、アルコールの吸収スピードを遅らせる効果があります。
つまり、揚げ物やステーキの油は、食後の血糖値上昇を抑え、脂肪をつくられにくくしてくれるのです。一方、糖質をたくさんとれば、当然のことながら食後の血糖値は急上昇。その結果、体内に脂肪がたまりやすくなります。高カロリーな食事より、高糖質な食事のほうが太りやすいのは明らか。
したがって、おつまみを選ぶときも、避けるべきは油っこいものではなく糖質の多い食べ物なのです。脂質は血糖値の上昇を緩やかにするほか、飲酒で傷みがちな胃壁を胃酸から保護する効果もあります。また、鶏のから揚げやイカフライといった脂質の高いおつまみには、アルコール代謝に必要なたんぱく質も豊富です。逆に、ポテトサラダなどは一見ヘルシーですが、じゃがいものでんぷんには糖質がたっぷり。
おつまみにするなら、断然、揚げ物のほうが太りにくく健康的です。また、油脂類の中でも中性脂肪の蓄積を抑えるオレイン酸を多く含むオリーブオイルがおすすめ。カルパッチョやアヒージョなどは最強のおつまみです。
出典:『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』
【書誌情報】
『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』
著:栗原 毅
ダイエット中は痩せるために禁酒すべき、とよく言われますが、一生太らないための“長く継続できる健康管理法”という点では、禁酒を前提にしたダイエットはお酒好きにはハードルが高くなってしまい、結局挫折してしまうということも。
そんな痩せたいけどお酒も楽しみたい!という人に向けて、40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた肝臓専門医の著者が考案した最強の『自動痩せ飲酒プログラム』を紹介します。そもそも人間が太ってしまう原因は“脂肪肝”にあります。脂肪肝とは脂肪が肝臓についてフォアグラ状態になってしまっていることで、その状態になると痩せるための代謝機能は半減し、生活習慣病などのリスクも上がります。
本書ではそんな脂肪肝をお酒を飲みながらでも改善し、痩せていく体を手に入れるための飲み方を解説します。
プログラムの内容は、いつもと飲む量は変わらないのに自然と酒量が減る『満腹ハイボール』を作ったり、割りものを変えるだけで脂肪燃焼できる○○ハイを作る、プロのバーテンダーが教えるスパイスを使った痩せるお酒の作り方、
飲む前に食べるだけで血糖値の急上昇を抑えて太りにくくなるおつまみを食べる、などなど誰でも簡単にできるものばかり。
さらに飲んだ後に絶対やるべき痩せるための最大のアフターケア『歯磨き&舌磨き』の方法まで解説。
好きなお酒を楽しみながら、でもしっかりと痩せていくための方法を図解、イラストでわかりやすく解説する一冊です。
公開日:2023.12.26