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距離によって違うパー4の攻め方とは!?【思いで叶えるゴルフ上達法/佐久間馨】

Text:佐久間馨

距離によって違うパー4の攻め方

パー4 と5 のホールのティーショットは、多くの人がどんなホールでも判で押したように、ドライバーをマン振りしていますが、それではいつまでたっても安定してパープレイはできるようにはなりません。 コースによっても違いますが、多くのゴルフコースの場合、ハーフに5 つあるパー4 のホールのうち2 つくらいは、レギュラーティーからでも距離が4 0 0 ヤード以上ある、パーが取りにくいホールが用意されています。 一方で、残りの3 ホールはティーショットをいいポジションに運べれば、バーディーが狙えるホールになっています。これらを見極めて、守るホールと攻めるホールを決めてプレイすれば、スコアは見違えて良くなるのです。

パー4 のホールというのは、距離によって大きく3 種類に分けることができます。※ 以下はバックティーから距離で説明します。まずは、距離が4 2 0 ヤード以上あるホール。2 つめは3 8 0 ヤードから4 1 9 ヤードまでのホール。そして、3 8 0 ヤード未満のホールです。 距離が4 2 0 ヤード以上あるホールは、フェアウェイが広くて、グリーンも大きく、グリーン周りのハザードもあまりないという特徴があります。 逆に3 8 0 ヤード以下の距離の短いホールは、フェアウェイが狭く、ティーショットの落としどころにもハザードがあるのがよく見られるパターンです。これら距離の短いホールのグリーンは小さな砲台グリーンで、バンカーのほかハザードがグリーンの周りを囲っているという特徴があります。グリーンが小さく造られているのは、セカンドショットでグリーンを狙うクラブがショートアイアンになるからです。

 中くらいの距離のホールはグリーンが横長か、縦長のどちらかに造られているパターンが多く見られます。グリーンを横長に造ってあるのは、セカンドショットで「きっちり距離をコントロールして打てますか?」ということが試されている証拠で、逆に縦長になっているのは、「ちゃんと方向性が出せますか?」ということを設計者がプレイヤーに問いかけているのです。このように、パー4 の場合、それぞれのホールの距離を見ただけで、ある程度、設計者が何を仕掛けてくるのがわかるので、それを頭に入れたうえで戦略を立てるのが重要です。

 距離の長いパー4 では、ティーショットをなるべく遠くへ、グリーンの近づけるように飛ばそうと考える方が多いと思いますが、実はその考え方は間違いです。 長いパー4 ほど、ティーショットではフェアウェイにボールを運ぶことにプライオリティを置かなくてはいけません。 なぜかというと、セカンドショットでは、フェアウウェイウッドやロングアイアンで、しっかり距離を出して打てないとパーオンできないからです。もし仮にティーショットを失敗して林にでも入れてしまったら、次打では横に出すしかなくなり、グリーンまでに長い距離が残ってしまいます。 こういうプレイをやっているとすぐダブルボギーになってしまうのは、多くの皆さんが何度も経験されているとおりです。

 ですので、距離の長いパー4 では、多少距離を犠牲にしても正確にフェアウェイにボールを運んで、セカンドを長いクラブで勝負をかけるべきなのです。

反対に距離の短いホールでは、必ずしも刻む必要はありません。ドライバーでなるべくグリーンに近づける攻め方をして、仮に林に入ったとしても、場所によっては、グリーンまで転がしてのせられるかもしれませんし、横に出しても次打は短い距離のアプローチが残るだけだからです。 アプローチ次第ではパーも取れるし、ドライバーがうまく当たれば、短いアプローチが残るのでバーディーチャンスに寄せることも可能になるのです。 このように、ホールごとに攻め方を変えることは、パープレイのために絶対に不可欠な要素です。距離が長いからといって、ドライバーを握って、飛ばそうとして力んで曲げてしまうと、パープレイからは程遠いゴルフの展開になっていってしまうので注意が必要です。

【書誌情報】
『信じればパープレイは必ずできる! 「思い」で叶えるゴルフ上達法』
著者:佐久間馨

「ゴルフを上手くなりたい」と考える人は、自分のスイングを直そうとします。それもひとつの方法ですが、スイングを直すだけではスコアアップは望めません。「練習不要」をうたい、「練習ぎらい」を書名にした著書もある本書の著者は、「パープレイは誰でもできる」と言います。その方法となるのは、プレイの発想方法とやり方を変えること。簡単にスコアがよくなる発想方法があるのです。この本では、その方法を数多く紹介しています。明日コースに出る人でも実践できることばかりで、ゴルフがより一層楽しくなるはずです。