三觜喜一が教える飛距離アップ術
どうすれば速く振れるかを教えます!
飛ばしに必要なのはフェースターンとアーリーリース
「飛ばすためには速く振ることだけを考えればいい」と三觜喜一プロは言うが、アマチュアゴルファーとしては身体の動きも気になるところ。そこで、ヘッドが加速しているとき、身体がどんなふうに動いているかを教えてもらった。
ヘッドスピードを上げるにはフェースターンは必要不可欠
●フェースターンはヘッドを加速させるための動き
<三觜> 身体の動きは意識する必要はないと言ったけど、「速く振ろう」とした結果、身体がどう動いているかを少し教えておいてあげるね。
<幡野> お願いします。
<三觜> まず、腕は必ず旋回している。たとえばトップからは右腕は内旋し、左腕は外旋する。こうしなければ速く振ることはできない。
<幡野> 腕を旋回させるということは、フェースも返るってことですよね。
<三觜> そういうこと。だから、フェースターンは必要不可欠なんだ。
<幡野> でも、フェースを返そうとしない人が多いですよね。
<三觜> みんな、フェース面を意識しちゃうからね。面の存在を意識した瞬間に、面をまっすぐ動かしたくなるので旋回させることを忘れる。これが飛ばない原因になっている。
<幡野> そうなんだ。
<三觜> さらに付け加えると、多くのゴルファーはフェースターンを、「ボールをつかまえるための動き」と思っているけど、実は、「ヘッドを加速させるための動き」なんだよね。
<幡野> それも知りませんでした。
<三觜> とは言っても積極的にフェースを返そうなんて思わなくていい。
<幡野> りょーかい!です。
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【レッスンプロ/出演者情報】
●三觜喜一
1974年神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。1999年よりジュニアを精力的に指導。独自のエクササイズやドリルが多くのゴルファーから共感を得ている。辻梨恵をはじめ多くのツアープロも指導。2014年、日本プロゴルフ協会ティーチングプロアワード功労賞受賞。
●幡野夏生
1997年神奈川県生まれ。11歳からゴルフを始める。2015年9月よりKLPGA(韓国女子ゴルフ協会)でプロデビュー。日本人初の韓国ツアープロとして注目を集める。19年は国内レギュラーツアーの富士通レディースで5位に入るなど健闘。現在、国内ツアーのプロテスト合格を目指して奮闘中。
公開日:2020.10.30