浦大輔の『かっ飛び』インパクト
浦大輔の飛ばしのレッスン第4回は飛ばしに不可欠なエッセンスを3つピックアップして紹介する。力強いインパクトで目指せ300Y!
【飛ばしの絶対条件】
アッパーに当てなきゃ絶対に飛ばせない!
【Point】ロフトとボールを正面衝突させる
上昇するヘッドが最小ロフトでボールに当たれば、ヘッド軌道とボールの打ち出し方向が揃う「正面衝突」状態になりもっとも効率がいい。
●右に傾いた軸を保ちアッパーにとらえる
これまでスウィングについて細かく説明してきましたが、身体の動きや力の出し方以前に、飛ばすためには絶対に不可欠な条件があります。それは、アッパー軌道でインパクトすることです。ボールを遠くに飛ばすには、インパクトの効率を上げて初速を上げつつ、ボールを高打ち出し・低スピンで打ち出すことが重要です。それに不可欠なのがアッパーなインパクトなのです。
アッパーとはヘッドがスウィングの最下点を過ぎて上昇過程に入ったところでインパクトするということ。これによってヘッドのベクトルとボールの打ち出し方向が揃い、ヘッドとボールが正面衝突することでインパクト効率がアップするのです。加えて、打ち出し角を稼ぎつつ、軌道に対してロフトが最小で当たるのでスピンも増えすぎないから飛ぶんです。ポイントは、アドレスで上体を少し右に傾けて右下がりの軸を作ること。下半身は真っすぐ立ち、肋骨より上を右に傾けて構えて、その軸にしたがってスウィングしましょう。
PGA のトップ選手はややダウンブロー気味にインパクトする選手が多いですが、実はあれは「飛ばさない」ためのインパクト。有り余るパワーをコントロールし、曲げずに狙ったところに飛ばすために、飛距離を犠牲にしているんです。飛ばしたかったらマネしちゃダメです。
【Point】インパクトは最下点を過ぎてから
軌道の最下点はシャフトが地面と垂直になるインパクトのちょっと手前。ここからヘッドが上昇する過程でインパクトを迎えるのが正しい「アッパー」。
【Point】アッパーインパクトには右に傾いた軸が不可欠
アッパー軌道で振るために軸を右に傾ける。このとき身体全体ではなく肋骨より上だけを右に傾けるのがポイント。
【DRILL】肋骨より上だけを動かす練習をしよう
普段から、アドレスで傾ける肋骨より上の部分だけを左右に動かすトレーニングをすると、スウィングが安定する。
お腹を締めて上だけ動かす!
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【レッスンプロ情報】
●浦 大輔
東北福祉大学ゴルフ部出身の人気ブロコーチ。「プロゴルフアカデミー」のヘッドコーチ。身長170cmながら、400ヤード級のショットを放つ。特に飛距離アップのレッスンを得意としている。
公開日:2020.12.24