ダウンスウィングのスタートでやってしまいがちな2大NG動作
ダウンスウィングを始める時に注意しなければならないことを2つ解説します。
まず1つめは、腕から動き始めることです。腕で始めると、肩や腰がしっかりと動けません。
私は、腕の力で一気にクラブを最高速にする動きを「ハードスタート」と呼んでいて、これでは腕の力だけでクラブを振ることになります。
正しいダウンスウィングの始まりは「スロースタート」です。下半身が動き出したあとから腕の動きは徐々に加速させるのが正解。最初は「ゆっくり」と感じますが、実際にはクラブは十分なスピードを出してインパクトを迎えます。
もう1つは、頭がターゲット方向に突っ込む動きです。この動きでは、上半身の軸が左に傾き飛距離が出ない原因となります。
ですので、ダウンスウィングの始まりで頭を右に残す意識を持つと、上半身の軸の傾きを右に保てクラブヘッドをインサイドから下ろすことができ、その結果飛距離を伸ばすことができるのです。
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●吉本巧
14歳で渡米以来、先端のゴルフに接し学び続けながら、日米でプロからアマチュアまで個性に合わせて上達に導いてきた。とくにアマチュアの体型、体力、身体特性に最大公約数的なエッセンスを抽出したアクシス理論で安定した飛距離を手に入れさせている。銀座ゴルフアカデミー代表。
公開日:2021.05.26