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ミスショットを減らし飛距離UPに繋がる最適なグリップが必ず見つかる3つのドリルとは!?【グリップがよければすべてのことがうまくいく/松吉信】

グリップがよければすべてのことがうまくいく!

「クラブの握り方を改善するだけで99%のアマチュアゴルファーのスコアが伸びる」と松吉信プロは言う。グリップはスウィングにどのように影響しているのか。プロがすすめるグリップの握り方とは?ゴルファー自身の最適なグリップが見つかる考え方や方法をレッスンしてもらった。

スウィングを激変させる!グリップ・ドリル

●最適なグリップが必ず見つかる!
グリップを強く握り締めると手首がやわらかく使えず、それがミスショットの原因になり、飛距離も期待できません。しかし、力が〝入っているか〟抜けているかというのは個人の感覚の問題です。どういった力の抜け具合がベストなのかは頭で考えてもつかめません。では、どのようにしてベストな力の抜け具合を見つければいいのか。その感覚をつかむためにまず、ドリルをくり返し行います。ここで紹介する3つのドリルを反復練習しながら、心地よくやわらかく握れるグリップを見つけましょう。

【DRILL1】クラブ回し・円ドリル

 普段どおりにグリップしたら、クラブヘッドを天井に向けます。手首を回して、ヘッドが円を描くようにクラブを動かしてください。天井から垂らした紐などを基準にして、その周りに円を描くように動かすといいでしょう。10 回1セットとして、毎日少なくとも3セットは行ってください。

このドリルは、手首の動き、可動域を最大限に拡張するために行います。ポイントは手首だけを使ってクラブを操作すること。実際にやってみると、手の中で少しグリップが動きます。よく「手の中でグリップがズレてはいけない」という教えがありますが、アマチュアはそれを気にしすぎて強く握ってしまいます。ソフトなグリップであるならば、多少は手の中でグリップが動いてもいいくらいのつもりで行ってください。


【DRILL2】グリップ落とし

クラブを両手でグリップして、ヘッドを天井に向けます。次に両手の力を徐々に抜いていき、クラブが落ちるまで力を抜きましょう。これは、どのくらいの力で握ったらいいかを知るためのドリルです。グリップを握る力加減は人それぞれの感覚になってしまいます。自分で力を入れて握っていないつもりでも、意外と力が入っているものです。このドリルで力加減をチェックしてください。

また、ラウンド前にやわらかいグリップを身体に染み込ませるために、このドリルを数回やってからスタートすると、朝一番のティーショットから手首をソフトに使えるようになるでしょう。


【DRILL3】ヘッドの重みを感じてショット

まず、ヘッドを地面から少し浮かせた状態でグリップします。次に、目を閉じてヘッドに意識を向けてみましょう。少しずつグリップの力を抜いていき、ヘッドの重さを感じることができたなら、それが最適なグリップの力加減です。その力加減のままスウィングしてみましょう。ヘッドの重さを感じないようなら、それは力が入りすぎている証拠。ヘッドの重みを感じられるくらいまで、力を抜いてみましょう。

グリップを握る際、「クラブが手の中でグルグル動いてはいけない」と言われますが、グルグル動かしてもいいつもりで握ってOK。手の中で遊ぶくらいでないとクラブをやわらかく握ることは難しいからです。日頃からクラブの重さを感じてクラブを振れるようになれば、一歩上のレベルに到達したと言えます。


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【レッスンプロ情報】
●松吉信/ゴルフドクター
大学時、学生ゴルファーとして活動する一方、専属プロキャディーのパイオニアとして倉本昌弘プロの優勝に貢献。卒業後、プロキャディーを務めながら、プロゴルファーのマネジメント業にも取り組む。現在、プロ、アマを問わず確実に上達するための、常識を打ち破るレッスンを行っている。著書に『新しいアプローチの教科書』(日本文芸社)、『右手を直すだけでスイングが変わるから「もう一度練習してみよう」と思える』『本能で!ゴルフ いまの貴方のままで「80」が切れる“新理論”』(いずれも東邦出版)などがある。

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