アクシス(軸)理論でもっともっと飛ばせ!
●飛距離アップの第5ステップ=最大の力が伝わるインパクト
上半身を右足側に傾けて回転すればボールは捕まり、飛距離を伸ばせる。このロジックを説明するのが吉本プロのアクシス理論だ。クラブヘッドはインサイドから加速しながらインパクトを迎える。理想のインパクトをつくるために必要なイメージをつかんでおこう。
身体の右半分側で「さばいて」アッパーブローで振り抜く
●身体の右側でインパクトの下準備を整えておく
上半身の軸(アクシス)を右足側に 傾けておけば、頭は右に残っています。人は、頭がある位置を「自分の位置」と感じるため、「自分はにいる」感覚が持てているはずです。自分が右にいながら、クラブを同じく身体の右側の空間でさばきます。身体の右でクラブの動きの処理を終えてしまい、そこからは、腰を入れて力を伝えながらクラブを振り抜くだけという感覚です。
回転の軸が右足側に傾いているた め、ヘッドはインサイドから、またドライバーではアッパー(上昇)軌道でヘッドがインパクトを通過します。「さばく」イメージの中に、クラブがインサイドでいったん下降し、水平に動いてから上がっていく軌道をはっきりと描いておくといいと思います。
飛ばすインパクトのための正しい力の向きをイメージする
【GOOD】身体の右側でさばいてインパクトを横から押す
頭を右に残しながら、インパクトの前までに(つまり身体の右サイドで)クラブの向きや位置についての操作を完了させてしまいます。そうすれば、あとは腰をさらに回転し続けることで、クラブはインパクトを通過していきます。横から全身の力でボールを押す感覚が持てます。
【BAD】上が突っ込んでの下降もトップからすぐ上昇も×
上半身が左足側に傾く、つまり頭が左に動いていくと、クラブが上から急角度でインパクトに向かいます。また「アッパ ー軌道」を意識すると、トップからいきなり上に向かって動かそうとする人がいますが、どちらの場合もターゲット方向へ力が向かわなくなってしまいます。
ハンガーハンドルドリル
●頭を残して腰を入れインパクトする
身体の右側でクラブを下ろしながら、インサイドからボールに向かう動きをつくる感覚を身につけましょう。ハンガーをハンドルのように持ち、トップから身体を回しながら自分から見て右にハンドルを切るように右ワキを絞る。
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【レッスンプロ/出演者情報】
●吉本巧
14歳で渡米以来、先端のゴルフに接し学び続けながら、日米でプロからアマチュアまで個性に合わせて上達に導いてきた。とくにアマチュアの体型、体力、身体特性に最大公約数的なエッセンスを抽出したアクシス理論で安定した飛距離を手に入れさせている。銀座ゴルフアカデミー代表。
公開日:2021.09.02