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グリーンから離れた場所から寄せるアプローチの打ち方とは!?【クォーター理論 基本編/桑田泉】

Text:桑田泉

グリーンから離れた場所から寄せる上半身主体のアプローチの打ち方

パットアプローチやランニングアプローチが、比較的キャリーを少なくし、ラン主体でグリーンのすぐ近くから寄せるアプローチだったのに対し、S1は、グリーンから少し離れた位置からランよりもキャリーを長くしてボールを上げたり、スピンで止めるアプローチ。高速グリーンで威力を発揮します。上半身の回転だけを使って、ピンまで20~30ヤードの距離をカバー。使用クラブはサンドウェッジやアプローチウェッジ。クラブを替えるのではなく、振り幅の変化によってキャリーを変えて、寄せることを覚えましょう。また、同時にS1は、S2、S3と並んで、スウィングの根幹を成す大事な要素の1つ。フルスウィングの部品の1つとしての重要な役割も担っています。

【注目ポイント】
● アドレスでは両つま先を左に回して、スタンスをオープンにし、両腕とシャフトでできた形が小文字のyに見えるようにする
● ダウンスウィングで打ち急がず、外周であるヘッドをゆっくりと待つ

【1】アドレス
両足のつま先を30度ほど開いて構える。


【2】バックスイング
手、胸、ヘッドの3つでできた面を崩さない。


【3】トップ
上体の回転でバックスウィングの大きさを決める。


【4】ダウンスイング
打ち急がず、ゆっくりと。


【5】インパクト
手前からダフってバウンスを滑らす。


【6】フォロー
フォローは左下に振って惰性で出ていくように。


【7】フィニッシュ
トップとフィニッシュは左右対称のイメージ。


【書誌情報】
『クォーター理論 基本編』
著者:桑田泉

「ボールをよく見ろ!」「ヘッドアップするな!」など、ゴルファーなら誰でも一度は、このようなアドバイスを受けたことがあるはず。でも実際には、このレッスンを実践しても「上手くなった」という手応えがないまま、同じスウィングを繰り返し、ナイスショットとは程遠い状態だ。本書の著者・桑田泉プロはこの原因を「再現が難しいスピードが乗った状態をイメージして、繰り返しクラブを振っているから」と指摘する。その桑田プロが生み出した、まったく新しいゴルフ理論が「クォーター理論」だ。この理論のキャッチとも言える「ボールを見るな!」「ダフれ!」「手打ちしろ!」は、スピードが乗った実際のスウィングと頭の中のスウィングイメージを合わせるための言葉。この言葉に体は反応してこそボールを上手く打てる。では、この「クォーター理論」をマスターするには? 本書は、理論の基本となる「パッティング」「アプローチ」そして「スウィング」で構成している。ゴルフの目的はスコアを減らすこと。そしてスコアの約40%を占めるのがパット数で、特にショートパットの確率がスコアを左右する。だから、クォーター理論のレッスンはショートパットからスタート。続くアプローチ編では、クォーター理論独自のパットアプローチを含む、アプローチショットをレッスン。さらに、スウィング編では、クォーター理論のスウィングの根幹を成す大事な要素であるS1、S2、S3という、スウィングメソッドを解説している。本書の最後は、S1~S3を組み合わせた基本スウィングを紹介。B5判という、大きな紙面で多くのカラー写真を使って理論をわかりやすく解説した本書は、「クォーター理論」の基本を学べる集大成と言える存在。初心者からキャリア数十年の人まで、多くのアマチュアゴルファーにとって必ず結果を出せるゴルフスウィングのバイブル本となるはずだ。

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