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上げたい、スピンをかけたい時のスイング法とは!?【クォーター理論 基本編/桑田泉】

Text:桑田泉

ダフれ!それでこそ芯に当たる

「ダフれ」の意味はバウンスをボールの手前から着地させることその結果、芯に直接当たる。

【注目ポイント】
● バウンスをボールの手前に着地させるからこそ、ソールが滑ってボールの下にリーディングエッジが入り、芯にボールが当たる
● 実は下手なおっちゃんでも、素振りではちゃんとザッザッと音を立てて芝を擦れている
● なのに、ボールを打つときには「ボールを直接」打とうとしてトップする

●「ボールの赤道の下にリーディングエッジを直接」はトップ
ヘッドを入れたいと思っている人が多いが、これは間違い。目玉焼きの黄身だけを削ぐのは難しい上に、結果はトップするだけ

上げたい、スピンをかけたい、ライが悪いときほど“目玉焼き”の白身ごとダフる

【注目ポイント】
● ボールを目玉焼きの卵の黄身に見立て、その周りには白身があるとイメージする
● そして、通常のS1はもちろん、上げたいとき、スピンをかけたいとき、ラフや薄い芝にボールがあるときほど、白身ごとダフって打つ意識を持つ
● そうすることで、ソールが滑り、ボールに正しくインパクトできる「GO(郷)しろみ(ひろみ)」と覚えよう

【書誌情報】
『クォーター理論 基本編』
著者:桑田泉

「ボールをよく見ろ!」「ヘッドアップするな!」など、ゴルファーなら誰でも一度は、このようなアドバイスを受けたことがあるはず。でも実際には、このレッスンを実践しても「上手くなった」という手応えがないまま、同じスウィングを繰り返し、ナイスショットとは程遠い状態だ。本書の著者・桑田泉プロはこの原因を「再現が難しいスピードが乗った状態をイメージして、繰り返しクラブを振っているから」と指摘する。その桑田プロが生み出した、まったく新しいゴルフ理論が「クォーター理論」だ。この理論のキャッチとも言える「ボールを見るな!」「ダフれ!」「手打ちしろ!」は、スピードが乗った実際のスウィングと頭の中のスウィングイメージを合わせるための言葉。この言葉に体は反応してこそボールを上手く打てる。では、この「クォーター理論」をマスターするには? 本書は、理論の基本となる「パッティング」「アプローチ」そして「スウィング」で構成している。ゴルフの目的はスコアを減らすこと。そしてスコアの約40%を占めるのがパット数で、特にショートパットの確率がスコアを左右する。だから、クォーター理論のレッスンはショートパットからスタート。続くアプローチ編では、クォーター理論独自のパットアプローチを含む、アプローチショットをレッスン。さらに、スウィング編では、クォーター理論のスウィングの根幹を成す大事な要素であるS1、S2、S3という、スウィングメソッドを解説している。本書の最後は、S1~S3を組み合わせた基本スウィングを紹介。B5判という、大きな紙面で多くのカラー写真を使って理論をわかりやすく解説した本書は、「クォーター理論」の基本を学べる集大成と言える存在。初心者からキャリア数十年の人まで、多くのアマチュアゴルファーにとって必ず結果を出せるゴルフスウィングのバイブル本となるはずだ。