勝投手を決めるときのルール①プロ野球編
ここでちょっと、野球好きでも意外と知らなかったり、勘違いしていたりする、勝投手を決めるときのルールについて説明します。先発投手が5回まで投げ切れば、その後にマウンドを降りても、そのままチームが勝てば勝投手になるのは知っていると思います。では、同点で交代したときは、勝投手をどうやって決めるのでしょう。大前提としてチームが勝ち越したときに投球し ていた投手が勝投手です。しかし、下の2つの例を見て下さい。
【ケース①】 bチーム:先発のAが5回で交代。
2番手のBが6~9回を投げた
【ケース②】 aチーム:先発のAが5回で交代。
2番手のBが6~9回を投げた
ケース②では、Aが勝投手ですが、先発投手として5回まで投げきり、その直後にチームが勝ち越ししたからです。もしこの得点が7回以降に入っていたら、勝投手はBになります。
※少年野球では、5回ではなく4回です。
【書誌情報】
『少年野球 スコアのつけ方』
監修: 一般社団法人 日本野球機構(NPB)
“我が子が少年野球を始めた親御さん”にターゲットを絞った1冊。試合時にスコアブックを付ける役割が、選手のお母さんに依頼するチームが多いことから、スコアの付け方をゼロから解説します。モデルは全て小学生を使い、全て小学生野球のルールでの内容構成です。少年野球のスコア記載はプロ野球よりも様々なことが起こり、スコアを書く側からすると何倍も難しいもの。小学生で起こりがちなスコア記入例&プレーを、野球初心者のお母さんたちの声を拾って重点的に解説します。また、監修には日本野球機構(NPB)の現役公式記録員についていただき完璧な最高峰のスコアの付け方を伝授します。
公開日:2020.05.21