慣れてきたら試合に参加しよう
チームスコアラーは、監督やコーチ、選手たちに近い位置から試合を見ることができちに近い位置から試合を見ることができる。少年野球チームのスコアラーにとって、実はこれが一番おもしろいところ。監督やコーチがどんな指示を出しているか。子どもたちはどんな応援をしているか。監督の指示を聞いていると、どんどん野球に詳しくなる。スコアラーをやるからには、そういうことも楽しめるようになりたい。
監督やコーチの指示を聞く
監督がサインを出す「エンドラン」や「スクイズ」は、野球のスタンダードな戦術だ。こうしたことはスコアブックには記入しないが、知っていれば野球観戦がもっと楽しくなる。
子どもたちの会話を聞く
子どもたちの応援を聞いていると、友だちの性格もよくわかるようになる。自分の子どもが、意外な一面を見せることもある。ベンチにいるからこそ感じられる特権だ。
試合に参加する
スコアブックは、試合中にも活用できる。例えば、右バッターが前の打席でライトへライナーを打っていたら、流し打ちがうまい選手かもしれない。「ライトへ飛んでいるよ」と選手や監督に伝えれば 、そちらの打球を予測して守備位置を変えたりできる。
カギとなる選手を見つける
クリーンアップだけ注意すればいいとは限らない。一番バッターが2安打しているとなれば、このバッターがキーマンの可能性が高い。3打席目になればそういう情報を、監督やコーチに伝えてあげられる。
【書誌情報】
『少年野球 スコアのつけ方』
監修: 一般社団法人 日本野球機構(NPB)
“我が子が少年野球を始めた親御さん”にターゲットを絞った1冊。試合時にスコアブックを付ける役割が、選手のお母さんに依頼するチームが多いことから、スコアの付け方をゼロから解説します。モデルは全て小学生を使い、全て小学生野球のルールでの内容構成です。少年野球のスコア記載はプロ野球よりも様々なことが起こり、スコアを書く側からすると何倍も難しいもの。小学生で起こりがちなスコア記入例&プレーを、野球初心者のお母さんたちの声を拾って重点的に解説します。また、監修には日本野球機構(NPB)の現役公式記録員についていただき完璧な最高峰のスコアの付け方を伝授します。
公開日:2020.07.02