外に出掛けている時に起こりがちなゆがみ
外出中や電車でよく見かける、ゆがみやすい姿勢の一例です。できるだけ、これらの姿勢をとらないように心がけましょう。
●片側重心
足や腰の筋力が衰えると、重心が片側に傾きやすくなります。背骨から骨盤にかけて大きくゆがみ、片側だけに痛みやこりを感じることもあります。
●後ろにそる
おなかを突き出して背中をそると、腰に負担がかかり腰痛を引き起こしやすくなります。頭が前に出るので首もこりやすくなります。
●寄りかかる
片側に重心がかかり、背骨や骨盤が傾斜します。頭をかしげる姿勢は首に負担をかけ、首や肩に痛みが生じやすくなります。
●下を向きっぱなし
スマートフォンを見るときに、もっともなりやすい姿勢。ストレートネックを引き起こし、猫背につながります。
【書誌情報】
『ゆがんだ「背骨」の整え方』
著者:栗原隆 「栗原隆ウェルネスクリニック」院長
医師・医学博士。日本医師会認定産業医・健康スポーツ医
体のゆがみの多くは、姿勢や行動のクセによって起こります。肩こりや腰痛だけでなく、不定愁訴や内臓疾患の原因になっているかも。そんな体のゆがみを治す、簡単な体操を紹介する本です。メインはハイハイ体操。一日5分、赤ちゃんみたいにハイハイするだけ。背骨まわりの筋肉のバランスが整い体のゆがみが改善します。肩こりや腰痛などの痛み、猫背やそり腰、おなかぽっこりなどの見た目、冷えや不眠、生理痛などの不定愁訴が改善。それ以外にも、正しい歩き方や組み合わせる体操などを紹介しました。自分のゆがみをチェックして、さっそく始めましょう。
公開日:2021.02.14