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ミスショットを防ぐ手首の動かし方とは!?

Text:佐久間馨

ここで手首の動きについて考えてみましょう。私たちの前腕はとう骨と尺骨という2本の骨で構成されています。これは手を回転させたり、手首を折ったりするためですが、この折る動きのうち、手首を親指側に折ることを「とう屈」、小指側に折ることを「尺屈」と言い、掌側に折ることを「掌屈」、甲側に折ることを「背屈」と言います。この4方向に折れる手首をストッパー代わり にして、アドレス時にセットすると、ダフリやチーピンをなくせます。

まず右手首は、アドレス時に尺屈と背屈をさせます。左手首は尺屈させておきます。そうすると、前腕とシャフトの間には約150度の角度ができ、これ以上広がることは起きません。ダフリ防止は、右手首をとう屈させることで準備が完結するのです。この150度をキープしたままスウィングすると、フェアウェイバンカーからフェアウェイウッドで打っても、ダフることなく球だけをきちんとミートできます。右手首のとう屈と背屈は、 左手のパームグリップとセットです。

次はヒッカケやチーピン予防のセットアップです。前述したグリップをしてアドレスに入ったら、左上腕を内旋(時計方向に回転)しきった状態で固定します。すると前腕は目いっぱい回外しても、左手甲が目標方向より左を向くことはありません。言い換えると、アドレスで左上腕を目いっぱい内旋しておけば、どんなにクラブを猛スピードで振ろうが、インパクトでクラブフェースは 目標方向より左を向くことはなく、フックやヒッカケ、チーピンの出る不安はなくなるのです。

上腕を内旋してロックするには、左腕を水泳のクロールの形で体の前に持ってきます。これで上腕は内旋しきった状態になります。そこで上腕の内側で左胸を圧してやり、その状態で左肩をやや上に持ち上げます。これで左上腕は内旋したままロックさ れます。アドレスで、左上腕は目いっぱい内旋させ、左前腕は目いっぱい回外させておく。これだけで球が左に行く不安は解消され、スウィングはすごく簡単になるのです。ちなみに、ダフリを予防するためのセットアップで紹介した、前腕とシャフトの角度約150度は、パタ ー以外のドライバーからウェッジまで、すべてのクラブで変わりません。クラブが短くなるにつれ、上体の前傾の角度Aが大きくなります。腕と背骨の角度(40度)と腕とクラブの角度(150度)は変わりません。

【書誌情報】
『誰でもできるナイスショットの絶対法則』
著者:佐久間馨

ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。