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なぜ体を動かすことで疲労を感じるのか!?

体を動かすことで疲労物質がたまる

スポーツを行うためには体内のエネルギー源を使って体を動かすのですが、これによって疲労物質が体内に蓄積されます。

以前は乳酸がその主たる原因であるといわれていましたが、乳酸はエネルギー源として再利用されるため、乳酸=疲労物質とはいい切れません。

スポーツで体を動かすと筋肉内には疲労物質がたまり、これを血流にのせて分解・代謝することが必要となってきます。

一日動いてクタクタになるという疲労は、こうした疲労物質が筋肉内にとどまり、うまく代謝できていないときに感じられます。

また筋肉痛は筋肉が伸び縮みを繰り返すことで筋線維が傷つき、それを修復する過程で起こる生理現象です。

【書誌情報】
『基礎から学ぶ スポーツセルフコンディショニング』
著:西村典子(アスレティックトレーナー)

近年、セルフコンディショニングという言葉を聞けば、自分自身で自分の体を良い状態に保つための取り組みであることが理解されるようになってきましたが、やはり、その内容は奥が深く、まだまだ正しい知識が広まっていないのが現状です。そこで、本書では、数々のプロスポーツ選手を指導した経歴を持つ日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーである西村典子氏による環境に頼らず自分自身をアップデートする基礎から学ぶセルフスポーツコンディショニングを3つのパートに分けてわかりやすく紹介。結果を出すアスリートは必ず実践しているコンディショニングは必見です。

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