寒い時期は体を温める汁物や飲み物を活用しよう
補食は固形物に限らず、汁物や飲み物などでも対応することができます。
特に寒い時期の練習前にとる場合は「主食になるもの+温かい飲み物、汁物」をとるようにすると、補食としてのエネルギー源補給、水分補給のみならず、体を中から温めるウォームアップ的な効果も発揮します。
温かいものを食べてから体を動かすようにすると、何も補給していないときと比べてウォームアップの効率も良くなることが期待でき、 ウォームアップの時間短縮にもつながります。
電気ポットなど温かいお湯を準備できる場合は、おにぎりと一緒にカップに入った味噌汁などを補食としてとるようにする と、体は温まり、エネルギー源はしっかり補給できるので一石二鳥です。
補食はただ単に空腹をつなぐだけではなく、体のコンディションを整えるために重要な役割を担っています。
選手が自分で考えながら補食を選ぶようにすると、自分に必要なものがわかるようになり、体のコンディションについても把握しやすくなります。
【書誌情報】
『基礎から学ぶ スポーツセルフコンディショニング』
著:西村典子(アスレティックトレーナー)
近年、セルフコンディショニングという言葉を聞けば、自分自身で自分の体を良い状態に保つための取り組みであることが理解されるようになってきましたが、やはり、その内容は奥が深く、まだまだ正しい知識が広まっていないのが現状です。そこで、本書では、数々のプロスポーツ選手を指導した経歴を持つ日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーである西村典子氏による環境に頼らず自分自身をアップデートする基礎から学ぶセルフスポーツコンディショニングを3つのパートに分けてわかりやすく紹介。結果を出すアスリートは必ず実践しているコンディショニングは必見です。
公開日:2019.09.14
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