悪い姿勢から正しい姿勢に切り替えるのは、言わずもがな胸郭への圧迫を解消するためです。シンプルに考えて、圧迫がなくなれば、胸郭が十分に開閉できるだけのスペースが体の内部に生まれます。ここにきて、そもそもの話になりますが、この「スペース」と「距離」の確保がくびれには欠かせません。なぜなら、くびれとは肋骨から骨盤(腸骨)の間にある骨と骨との「隙間」にできるものだからです。
おなかは、人間の体で唯一、骨のない部位です。だからこそ不要な脂肪を減らしていけば、誰でもくびれることができるわけです。その反面、姿勢が崩れてしまっていると、肋骨と骨盤との距離が短くなり、くびれるためのスペースが押しつぶされてしまいます。そうなると脂肪を落としても、くびれは一生できません。ただし、元々の骨格に起因している場合もあります。正しい姿勢をとって、隙間が指5本分ある人もいれば、指2本分しかない人もいます。自分にくびれができにくいのは、生まれつきなのか、日常生活のクセによる後天的なものなのか、まずは確認しておくといいでしょう。
【書誌情報】
『立ち方を変えたら、体がたちまちキレイになった』
著:YUKO
Instagramでナチュエロボディが人気!万年ダイエッターだった著者が、ヨガを学んで辿り着いた、最高にシンプルで最強のボディメイク。それは、パンパンの太もも、くびれのないウエスト、垂れたお尻、四角いお尻、猫背、メリハリのないラインなど、あらゆる悩みを解決する「立ち方」でした。本書では、実際に著者自身の体を変えた「ターダ・アーサナ」と呼ばれる立ち方を中心に、げっそりやせるためではなく、キレイで色気のあるボディラインの作り方や、女性にとって大切なインナーコントロール、骨盤開閉リズムについて解説。一生「心地のいい体」でいるためのコツをお伝えします。
公開日:2020.04.27
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