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あなたはどっち?「朝型人間」か「夜型人間」か判断する方法とは!?【睡眠の話】

Text:西野精治

遺伝的な要因がほとんどだが、環境的な影響もある

朝から活動的な「朝型」の人と、夜ふかしが得意な「夜型」の人の割合は、きれいな山型の曲線を描く正規分布です。

半分ほどはどちらでもなく、ある程度の朝型と夜型が20%ずつ、極端なタイプが5%ずつの分布です。

1日のなかでの体温の変化を比べると、朝型か夜型かがわかります。平均より前の時間帯にずれていれば朝型、後ろにずれていれば夜型ですが、その差はせいぜい2〜3時間程度です。

朝型は、早朝から体温が上昇するので、覚醒の準備が早く整い、目覚めてすぐに活動をはじめられます。そして、夜になると体温が急激に低下するため入眠しやすく、眠りにつくまでの時間が短いのが特徴です。

一方、夜型は夕方から夜にかけて体温の高い状態がつづくので、夜遅くまで元気にすごせます。その後、平均より遅い時間帯に体温が下がりはじめ、早朝にもっとも低くなります。朝の体温上昇も遅いので、覚醒レベルが上がるのも遅く、昼すぎくらいまですっきりしません。

極端な「朝型」「夜型」は、遺伝で決まっているケースが大半とはいえ、多くの人は遺伝だけでなく、年齢や生活環境などの影響も受けるので、朝型、夜型が変わることもあります。

ただし、異なる型へ変更することは遺伝的な素質に逆らうため、あまりおすすめしません。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話』
監修:西野精治

ぐっすり、すっきりを同時に手に入れる。明日、人生最高の朝になる──。最先端の睡眠法で常識が変わる。今晩からできる睡眠革命! なかなか寝つけない、眠っても疲れがとれない、眠りが浅くて寝たりない──。多くの人が気になる睡眠のお悩み。スタンフォードに学ぶ最新の研究をもとに睡眠の科学的メカ二ズムを解明しました。つい人に話したくなる睡眠の新常識から、スムースな入眠のためのメソッド、睡眠習慣のつくり方まで、極上の眠りを手に入れる方法を、図解データとともにズバリ解説します。

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