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睡眠不足は万病のもと!肥満や生活習慣病、 がんの発症リスクを高める【睡眠の話】

Text:西野精治

睡眠不足はとても危険な状況

質の悪い睡眠や慢性的な睡眠不足は、日中の眠気や判断力の低下だけでなく、免疫力を下げ、ホルモン分泌や自律神経に悪影響を与えます。

たとえば、食欲にかかわるホルモン分泌に異常をきたすと太りやすくなり、悪化すると、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を引き起こします。心筋梗塞や脳血管疾患、がんの発症リスクも高まります。

そのほかに、うつ病など精神疾患のリスクを高めることもわかっています。また、日本では働く人の3割近くが交代勤務に従事しているといわれます。

不規則な勤務形態では、睡眠も乱れやすくなります。そうした状況を少しでも改善しようと、体内時計を同調させやすいシフトを組む業態もみられます。体内時計は、後ろにずらすほうが合わせやすいことがポイントです。

たとえば、看護職のような3交代制の業態で、「日勤→準夜勤→夜勤」の順で数日間ずつ後ろにずれるシフトを組む方法です。

ランダムなシフトより、体への負担が軽くなります。もちろん、同調のしやすさには個人差があり、誰でもうまくいくとは限りません。

本来、職種によって睡眠に差が出てはならないはずです。どんな仕事も、十分な睡眠が確保される働き方が求められます。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話』
監修:西野精治

ぐっすり、すっきりを同時に手に入れる。明日、人生最高の朝になる──。最先端の睡眠法で常識が変わる。今晩からできる睡眠革命! なかなか寝つけない、眠っても疲れがとれない、眠りが浅くて寝たりない──。多くの人が気になる睡眠のお悩み。スタンフォードに学ぶ最新の研究をもとに睡眠の科学的メカ二ズムを解明しました。つい人に話したくなる睡眠の新常識から、スムースな入眠のためのメソッド、睡眠習慣のつくり方まで、極上の眠りを手に入れる方法を、図解データとともにズバリ解説します。