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スイングとは無限の三角形の集合体である!【スウィングの真髄/辻村明志】

Text:辻村明志

スウィング(円運動)とは、無限の三角形の集合体である

ゴルフのスウィングが円運動であることは間違いありません。しかし、その円運動は、「直線と直線がつくる三角形によってつくられる」と聞いて、みなさんはどう思われるでしょうか?荒川先生に最初にこういわれたとき、私の頭のなか「???????」という状態でした。

三角形の内角の和は180度であることは、小学生でも知っています。四角形の内角の和は360度。対角線を引けば三角形が2つできるからです。その理屈で五角形は540度、六角形は……とやっていくと、数が増えるほど内角の和は大きくなり円に近づいていきます。つまり円とは無限の三角形の集合体であり、円運動を極めたければ「この三角形を理解し身につけろ」というのが、荒川先生の教えでした。

もっとも先生は数学や物理の学者ではなく、そのことを合氣道など武道から身につけました。合氣道で相手を投げるのも、真剣で藁を斬るのも円運動。そして野球のバッティングもゴルフのスウィングも円運動。そこで円を構成する三角形に、さらに三角形をつくる直線に目を向けました。

ちなみに野球でもゴルフでも 先生が理想としたダウンブローは、ボールに向かってバット(クラブ)が一直線に向かうスウィングです。

【書誌情報】
『ゴルフのトップコーチが教えるスウィングの真髄』
著者:辻村明志

上田桃子、小祝さくらプロをはじめ、女子のトッププロたちをコーチしている本書の著者・辻村明志氏。王貞治選手の一本足打法を作り上げた故・荒川博氏に師事し、ゴルフ指導に取り入れたことは有名だ。本書は、荒川氏から受け継ぎ、コーチングに活用している「氣のスウィング理論」を解説するもの。「氣は心を動かし、心が氣を動かす」という、同氏の考えに基づき、氣の力をゴルフスウィングに活かすことを目的に、その方法をイラストと写真を使いわかりやすく紹介する。