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明治時代まで日本に腰痛はなかった?心因性腰痛は現代病と言われる理由とは!?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】

Text:小林弘幸

心因性腰痛は現代病?

●椅子だけが腰痛の原因ではない
  人類と腰痛の歴史は意外にも古く、古代ギリシア時代の腰痛治療の文献が残っているほど。しかし、日本で『腰痛』というキーワードとその問題の認知が進んだのは明治時代以降。昭和に入ってからは多くの人に認知されたため、患者が激増したと考えられています。

また、これは、服装や住環境の変化、正座から椅子への座り方の変化など色々な理由があると言われています。中には生活時間の長時間化が腰への負担を増やしているという説もあります。しかし、心因性腰痛に関してはストレスが原因のため、現代病とも言えるかもしれません。

例えば、腰に少しでも違和感があった場合、今だとすぐにインターネットで調べたり、病院に行ったり、専門書を漁ったりします。しかし腰痛が一般的になる以前は他の痛みと同じく「体に無理がかかったかな?」という判断くらいで大病の不安に悩んだりすることは多くなかったはず。

事前に大きな病気を予防するという観点からは知らなければいけないことは多々あります。ですが、情報社会になったことで、専門医にかかることなく自己判断できるようになってしまいました。「これは〇〇病の予兆かもしれない」「もしかしたら何かの病気の予兆かも」と自己判断や心配がしやすくなったのが、昭和以前にはなかったストレスを溜める一因なのかもしれません。

古代ギリシア時代から腰痛は人類の友!?

腰の痛みやトラブルに関する文献や治療法については意外なほど古くから存在しています。しかし、腰痛が国民病とまで言われるほど明らかに多くの人を悩ませているのは現代ならでは。腐れ縁のような友達ですが、そろそろ縁を切りたい存在ですよね。


明治時代まで日本に腰痛はなかった?

江戸時代以前には、腰痛に関する明確なトラブルや慢性病であるという認識は少なかったです。ただ、ひどく疲れたり痛みがあるときには按摩さんと呼ばれるマッサージを生業とする人にお願いしていたそうです。時が移り明治時代になり生活習慣が一気に西洋化したことで腰痛が激増したという説も存在します。下記のような変化がきっかけと考えられるのではないでしょうか。


【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。

病院で検査してもわからない……。原因不明の腰痛を“自律神経”から改善する一冊。国内でおよそ3000万人が悩んでいるとも言われている『腰痛』。
腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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