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過剰な湿布やコルセット/サプリは不要!たくさん使っても心因性腰痛が治らない理由とは!?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】

Text:小林弘幸

過剰な湿布やコルセット、サプリは不要

●たくさん使っても心因性腰痛は治らない
 腰の痛みを感じて整形外科を受診すると、大量の痛み止めや湿布を処方されることがあります。痛みがあるときに効果的に使えば良いですが、原因不明のまま市販のものを買って使うのはオススメしません。湿布(冷湿布)は、痛みの炎症を抑える成分が配合されているので貼れば肩や腰の痛みを抑えてくれます。痛みを取り除き、普段の生活や安眠を助ける効果が期待できます。

ただ、原因がそこにはないのに貼ってしまうのは、あまり効果も見込めず、逆に動かさないようになるといったデメリットも。痛みがそれほどでないにもかかわらず慢性的に湿布を貼る癖がついてしまうと、肌がかぶれてしまう場合もあります。市販のコルセットなども同じで、サポートしてくれる反面、つけっぱなしにするのはあまり良くありません。

またインターネットで見かける腰痛に効きそうなサプリや民間企業が作る腰痛が楽になるグッズなどもあまり期待できません。サプリやグッズにお金をかけるよりも毎日の生活改善やちょっとした運動に時間をかけたり、おいしいごはんを食べてストレスを解消するほうがよっぽど腰痛改善に繋がる可能性があります。また、痛み止めや湿布の正しい使い方や注意事項については、処方してくれた薬剤師に聞くのもオススメです。

市販薬や湿布に頼りすぎもNG

大量の薬や湿布などを使って治そうとする人もいますが、 心因性腰痛には効かない場合もあります。根本が解決しないと完治ができないという認識を持ち、使い過ぎに注意しましょう。


怪しい腰痛サプリを使うのはやめよう

腰痛や膝の痛みに効くと謳われているサプリ。その多くは、医学的根拠がなく効果を期待できないもの。原因がわからないからといって、無闇に手を出すのはやめましょう。


湿布と自律神経は綱引き状態

冷湿布は痛みを抑える反面、腰を動かさないようになって血流が悪くなりがち。慢性的な使用はかゆくなったり、余計な痛みに繋がる場合もあるので、注意が必要です。


【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。

病院で検査してもわからない……。原因不明の腰痛を“自律神経”から改善する一冊。国内でおよそ3000万人が悩んでいるとも言われている『腰痛』。
腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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