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自律神経のリズムは時間帯で変わる!規則正しい生活が自律神経を整えるカギとなる理由とは!?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】

Text:小林弘幸

規則正しい生活が自律神経を整えるカギ

●自律神経のリズムは時間帯で変わる
 自律神経の働きは、朝と夜とで大きく変化します。まず朝ベッドから起床しようと体が起き始める午前6時。交感神経が副交感神経より優位になります。大体12時頃に交感神経はピークを迎え、副交感神経が18時頃から優位に。ピークの夜の24時に向かって上昇していきます。そして、また6時になると交感神経が優位になる。そんなルーティンが365日、自然と体の中で刻まれています。

このリズムは、メトロノームのようにリズミカルに波打っているのですが、働き過ぎや夜更かしであったりちょっとしたストレスがかかるだけで波の出方が変わってしまいます。また、じつは人間の体内時計は25時間となっており、地球の自転周期の24時間とズレがあります。しかし、通常そのズレも自然に修正しながら生活しています。特に若いうちは、一時的な波の変化があったとしても、ちゃんと戻るという働きが作用してくれます。

しかし男性は30代、女性は40代頃になると、副交感神経の働きが低下して、結果、波は歪むことに。しかも、歪みと普段の生活をなんとか合わせようとすることはストレスの原因にもなります。逆を言えば、正しい自律神経の波に合わせて仕事や遊びをするだけで、ぐっすり眠ったり、活動的になれるのです。自律神経の働きに沿って、規則正しい生活を目指して行動してみてください。

男性30代、女性40代から波が崩れやすくなる

自律神経の波は、加齢や生活習慣によって大きく変化します。特に原因不明の腰痛に悩む人は下記のように、副交感神経が十分に高まらず血行不良が起きている場合が多いです。若ければ自然とズレた波を正す動きが働きました。しかし、歳を取るとその能力が低下。交感神経優位が続き、ぐっすりと眠れなくなります。


体の重要な器管を司る自律神経の役割


【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。

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腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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