今より30分前に起床しよう
●ゆとりのパターンで人生が好転
自律神経の乱れがちな人を観察すると朝にストレスを溜める人が非常に多くいます。あと分とギリギリまで寝てしまう人は朝の段階で交感神経より副交感神経が優位になっているからです。
朝に活力やモチベーションを持ってくるためには、まず今より30分前の起床を目指しましょう。ちょっと早く起きる。それだけで気持ちに余裕が生まれて、働きたくない・行動したくないというストレスがない朝を迎えることができます。逆にギリギリまで寝るほうがストレスが大きいのです。
いつもより早く起きた朝は、まずはコップ1杯の白湯や常温の水を飲んで内側から体を整えていきます。朝は1杯のコーヒーから始めたいというコーヒー好きも多いと思いますが、いきなりカフェインを入れるよりも最初の杯は白湯がオススメ。そして、家の周りを分でいいのでウォーキングしてみましょう。太陽光に当たることで体内時計がリセットされ、幸せ成分のセロトニンが生成されます。また、朝起きたらゆったりとストレッチをするのも体のほうから自律神経を整える良いきっかけ作りに。
他にも朝はテンションの上がる音楽を流して脳を活性化させたり、味噌汁やスープで新陳代謝を上げるといったルーティンを組み込む。それだけで、朝に自律神経が整います。最高の1日のはじまりを明日から実践してみてください。
朝ストレッチで自律神経が整う
体を活性化させるために、外出ができない日はおうちでストレッチ。筋トレだと刺激が強いですが、ゆっくりとしたストレッチなら体も心も整います。仕事や活動前にストレッチ癖をつけるのがオススメです。
スープや味噌汁で1日の代謝がUP
水と同じく、内臓から自律神経を整えてくれるのが朝ご飯。スープや味噌汁は体温の上昇と血糖値の急上昇を抑えてくれます。しかも、早くから活動することで代謝も高まります。
朝のミュージックも効果的
活動的な状態になるためには音楽もオススメ。そこで、好きな曲でモーニングミュージックを準備してみてはいかがでしょうか? 曲選びで大切なのは『一定のリズム』であること。規則正しいテンポの曲は自律神経に効果的です。
【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。
病院で検査してもわからない……。原因不明の腰痛を“自律神経”から改善する一冊。国内でおよそ3000万人が悩んでいるとも言われている『腰痛』。
腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。
公開日:2022.04.02