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湯船には必ず浸かろう!シャワーよりもお風呂が優れている理由とは!?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】

Text:小林弘幸

39~40℃のお湯でリラックス

●湯船には必ず浸かろう
 自律神経を整えて腰痛を改善するためには、血流を良くすることと、質の高い睡眠が大切です。そのために重要な役割を果たすのが毎日の『お風呂』。しっかりと湯船に浸かって体の深部体温を上げることで、血流が良くなり副交感神経も優位になります。その結果、深い睡眠に入ることができて、疲れも取れます。ここではそんなお風呂の効果を最大限に高める入浴法をご紹介します。①温度は39~40℃の湯船 ②入浴時間は15分程度③全身浴5分、半身浴10分。この方法を実践するだけで入浴の効果を高められ、体を温めることができます。

まず、温度は少しぬるいかな?と感じるくらいの39〜40℃に設定します。熱いお風呂が好きな方もいると思いますが、熱いお湯は交感神経が優位になってしまうため、入浴はぬるめが基本。15分程度浸かることで深部体温が徐々に上がっていきます。その際、首までしっかり5分程度浸かり、残りの10分はお腹が浸かるくらいの半身浴が効果的です。また、お風呂を出た後も大切。夏場はクーラーの効いた部屋に飛び込みたくなりますが、それはNG。少し汗ばむくらいの自然な室温でゆっくりと体温が下がっていく過程で、副交感神経が優位になり、自然と眠気も出てきます。脱水にならないよう、コップ1杯の水も忘れずに。しっかり入浴することは体調を改善する手助けになりますので、ぜひ実践してみてください。

シャワーよりもお風呂が優れている理由

シャワーは軽く汗を流すのには適していますが、深部体温を温めるためには湯船に入ることが重要です。腰痛や体質改善のためにはしっかり浸かりましょう。


質の高い睡眠に誘う正しい入浴法


【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。

病院で検査してもわからない……。原因不明の腰痛を“自律神経”から改善する一冊。国内でおよそ3000万人が悩んでいるとも言われている『腰痛』。
腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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