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腸の状態がすぐわかる!5秒でできる『簡単うんち診断』とは!?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】

Text:小林弘幸

〇〇で腸の状態がすぐわかる!

●うんちを観察してみませんか?
 自分のうんちを観察したことがありますか?「毎日出ているから便秘ではない」と思っている方もいますが、形状や回数なども腸の状態を知るバロメーターのひとつです。すぐに流さずに一度よく観察してみてください。正常なうんちは黄色〜茶色で、やわらか過ぎないバナナ状のもの。実際に持ち上げてみるのは難しいかもしれませんが、150〜200gくらいでテニスボールよりやや大きい程度のものが正常とされています。臭いも重要で、腸内環境が悪い場合はおならや便が異常に臭います。

そもそも、食べたものは小腸で栄養素や水分を吸収し、大腸へ移動して残りかすをうんちとして排出しているのですが、この移動を助けるために、腸は収縮と弛緩の伸び縮みを繰り返しています。これを「ぜん動運動」と言います。この動きが活発な場合は正常なうんちが排出されます。しかし、ストレスなどでけいれんが起きてしまったり、食生活の乱れや、自律神経のバランスが崩れることでぜん動運動の機能が低下してしまった場合、きちんとした排便が行われません。頻繁な便意に悩まされ、コロコロとした硬い形状、下痢のようなやわらか過ぎる水分が多すぎるうんちが排出されます。うんちを見れば腸内環境、生活習慣が一目瞭然なのです。今の腸の状態を判断する指標として今日から活用してみてください。

5秒でできる【簡単うんち診断】

通常、トイレで排泄をしたらすぐに流してしまうと思います。しかし、そこはちょっと待って。うんちの状態であなたの体調がわかります。流す前に5秒だけでいいので、うんちを観察してみてください。真ん中のうんちが、正常な便です。


腸の状態が良いと、どういううんちが出る?

正常な便がどういうものか、もう少し踏み込んでご紹介します。個人差はありますが、以下のような傾向があると良い便ですので、観察してみてください。


【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。

病院で検査してもわからない……。原因不明の腰痛を“自律神経”から改善する一冊。国内でおよそ3000万人が悩んでいるとも言われている『腰痛』。
腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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