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自分の腸の状態をセルフチェックする方法とは!?【自律神経の話】

Text:小林弘幸

排便が腸のバロメーター

食べたものは胃で消化されたあと、小腸で栄養素や水分が吸収され、大腸へ移動し残りカスが便となって排出されます。この腸内の移動を助けるのが、腸が伸び縮みする「ぜん動運動」と呼ばれるものです。

腸が健康でぜん動運動が活発なら、栄養素は腸壁でしっかり吸収され、残ったカスはスムーズに排便されます。けれども、腸内環境が悪くなるとぜん動運動が低下し、食べたものが腸内を移動できずに水分だけが吸収され、便が硬くなり次第に便秘がちに。ゆえに、「日々の排便がスムーズかどうか」は腸の状態のバロメーターと言えるのです。

では、どのような排便が理想的か?量は1日に約150~200g、テニスボールより少し大きい程度が適量。色は黄色~茶色で、形はやわらかいバナナ状。排便間隔は1日1回がベストですが、2~3日に1回でも残便感がなければOKです。

逆に、「便が硬い」「便やおならが異常に臭い」「芋類を食べるとお腹が張る」「お腹が減ってもお腹が鳴らない」といったことが当てはまる場合はぜん動運動が低下し腸内環境が悪くなっている可能性があります。

さらに、ぜん動運動が完全にストップしてしまうと、滞留した便で腸内は下水道状態になり、肌荒れや口臭などの症状が現れます。日頃から腸に気を配り、便秘気味なら食生活を改善するなど早めに対処しておきましょう。

 

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』
著:小林弘幸

シリーズ累計発行部数130万部突破!心身ともに健康であるために最も重要な『自律神経』をテーマに、健康・実用ジャンルで制作する図解シリーズ最新作!メンタルとも深い関わりがあり、乱れていると身体の不調を感じる人も多く、これまでも注目を浴びてきた自律神経。人間の生命活動における働きの中で重要な“自律神経”とは、そもそもどういうものなのか、また、“乱れてしまう”と出てくる症状の話や、即効性もある超カンタンな整え方、さらに最近多い『ネットで自分の症状を調べると不安になる』という悩みの対処法まで、初心者にもわかりやすく、専門医が全て解説します。原因不明の頭痛、肩こり、腰痛、不眠、過呼吸、めまい、動悸、息切れ、吐き気、慢性的な倦怠感など、病院で検査しても血液検査は正常だし、原因がよくわからない…という不安を抱える人の症状の改善にも貢献できる一冊です。

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