身体全体を「釣り竿」のようにしならせて投げるイメージを大切にしていた
ピッチャーの投げたボールの回転数を表す数値・スピンレート(回転率)という言葉が使われて久しい。
昔は球速だけしか判断基準のなかったが、ボールの伸び、ボールのキレを数値化できるようになったのだ。
藤川球児に代表されるようにスピンレートが高いストレートは伸びがあって、まるで浮き上がってくるかのようなボールになる。
村中恭兵投手もスピンレートを上げる努力をしていたというが、実際にどうしていたのか聞いてみた。
キャッチボール時に、
いかに力を抜いて投げて相手に届かせるか
という練習をよくやっていたという。
ボールがしっかりと回転していないと届かない、つまり伸びがないのだ。
スピンレートを出すために最も気をつけないといけないのは指先。
リリースの最後に
ボールの縫い目をしっかりと弾く
という意識が重要だと教えてくれた。
公開日:2021.09.24