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【中日】現役最終年も打率.298のハイアベレージだったが引退。レフトを守る選手の価値とは? ≪和田一浩オンライントーク≫

レフトに求められるのは守備力でもなく打率でもなく、ホームラン数だと思う

和田一浩さんの現役最終年。

43歳で迎えた2015年のことを話してもらった。

最終年を迎えるにあたり、残り15本としていた6月に2000本安打を達成。

最終成績は打率.298とハイアベレージ。

3割近い打率を残して、当時はまだやれるという気持ちもあったのは事実だという。

しかし、最近になって思うのは「自分のようなレフトの選手が、ホームランを打てなくなったら終わり」という考えに至ってきたという。

実際に最終年のホームラン数は5本。全盛期に比べると打席数が少なくなっていたこともあるが、それでも寂しい数字だ。

年齢を重ねると飛距離が落ちる感覚は明らかだったとのこと。

レフトは打つしかないポジション。しかも求められるのはホームラン。それがなくなったら選手の価値としては落ちたと見られるものだと、今になって考えられるようになったと和田一浩さんは語る。

また、40歳を過ぎてからの守備について。

ヒジを怪我して投げられるボールの強さが明らかに落ちたとのこと。

そうすると、いままでなら絶対に走ってこないタイミングでも、サードコーチャーがランナーを回してくるようになった。

そして実際にバックホームで刺せなくなった。

これはファンに見せられる守備ではないなと葛藤を感じながらやっていたと当時を振り返ってもらった。

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