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「本当にこの人たちが車いす?」脊髄損傷者専門ジム社長が感動したトレーニングとは?

J-Workout(脊髄損傷者専門ジム) 伊佐拓哲氏インタビュー②

ーー今の状況から一歩前に進むためのジム、ということなんですね。そもそもどうして「J-Workout」を設立されたのでしょうか。

伊佐:中学時代からの親友・渡辺淳と一緒に始めました。私自身が20歳で事故で脊髄損傷を負ったんですけど、また体を動かしたいと思っていたときに、アメリカで脊髄損傷者専門のジムがあると聞いたんです。
それがたまたま、渡辺が大学生活を送っていたサンディエゴにあって。それで22歳の時に2人で施設を見に行きました。

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ーーフットワークが素晴らしいです。実際見に行って、どんな雰囲気だったのですか。

伊佐:「Project Walk(プロジェクト・ウォーク)」というジムなんですけど、病院やリハビリ施設みたいなイメージをするじゃないですか?全然違って、もう「ゴールドジム」のような雰囲気なんですよ。
体の大きなアメリカ人がごりごりトレーニングしていて、本当にこの人たち車いすなのかな、というくらい感動して。障害の度合いとか関係なく、これだけトレーニングをしていたら歩く人が出てきても不思議じゃないよね、と純粋に思えたんですよね。

ーーそれを日本に持ち込んだということですか。

伊佐:はい。でも日本に持ち帰るためには技術を学ばないといけないということで、渡辺は大学卒業後にそのままプロジェクト・ウォークに就職しました。2年半の間で彼がトレーナーとしての経験を積み、私もそこに通いましたね。日本に帰ってきたのが2007年のことです。
最初は小さな会議室を借りてのスタートだったんですけど、複数回の移転を経て2015年に今のスタジオになりました。
実は2010年に渡辺が心筋梗塞で突然亡くなってしまったんですけど、彼の意志も継いで私がオーナーとして経営しています。

ーーそうだったのですね。渡辺さんはどうしてそこまで、熱い思いを持っていらしたのでしょうか。

伊佐:彼自身も脊髄管狭窄症という病気を持っていて、中学の時に歩けなくなったことがあるんです。大相撲力士になる夢を見て大きな体をしていたんですけど、その夢も諦めて体重を落として、克服しました。
彼自身そういう経験があるから「やれるかどうか」じゃなくて「やるかやらないか」。やった上で結果が出るか出ないかという考えを持っていたんですよね。
私たち2人だったからこそ、共鳴したものもあったと思うんです。

【インタビュー】J-Workout(脊髄損傷者専門ジム)伊佐拓哲
◆経歴◆
1982年、東京・両国生まれ。大学生の時に番組での競技挑戦中に事故に遭い、脊髄損傷に。2007年、中学からの親友・渡辺淳氏と「株式会社J-Workout」を創業。2014年に代表就任、2015年に現在の木場スタジオに移転。現在は大阪スタジオや福岡スタジオなど拠点を展開している。

【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
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