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Tリーグ琉球アスティーダ社長が語る「卓球ビジネスの可能性」とは?

「琉球アスティーダ」早川周作社長インタビュー③

ーーお金の面以外にも、早川さんならではのアイデアはありますか。

早川:トップチームに所属している選手を見ていただきたいんですけど、うちのチーム(琉球アスティーダ)は他と比較して明らかに日本人が少ないんですよね。台湾や中国、韓国の世界トップレベルの選手を招聘しています。
今、卓球がアジアのマーケットで急成長していて、いい選手も生まれているんです。それであれば、国内で勝負するのももちろんですが、アジアに目を向けるのも伸びしろという意味では大事なことだと思ったんです。
地理的にも沖縄はそういったアジア諸国に近いし、勝負できますよね。

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ーー琉球アスティーダを設立して、光を当てたかったという沖縄に変化はありましたか。

早川:ジュニアスクールを設立して気づいたことがあるんですよ。そもそもなぜ沖縄が卓球が弱かったかというと、指導者がいなかったんですよ。
だからスクールの監督に江宏傑(福原愛の夫)、コーチに張莉梓(福原愛のコーチ)などを起用したんですけど、うちに通っている小学生が県内負けなしになる。
2024年パリ五輪や2028年ロス五輪に向けて沖縄からオリンピックを出そうというムーブメントも起きているし、大きな変化はあると思います。

ーー沖縄で強いスポーツといえば、高校野球のイメージがあります。

早川:例えばハンドボールは強豪校が何回かインターハイで優勝していますし、野球も興南高校などが有名ですよね。ある意味、沖縄の運動神経のいい子どもたちは野球に流れていたわけです。
でも、野球では能力が埋没してしまった子どもが、もしかしたら卓球だったらチャンピオンになれるかもしれないじゃないですか。そういう選択肢を沖縄の皆様方に示しているのが琉球アスティーダだと信じています。

ーー沖縄から卓球で五輪メダリストが輩出されたら、地域も元気になりますね。

早川:卓球ほど、日本人の体格に合って世界のトップと戦える球技ってないんじゃないですか。野球やバスケットボールでも、メジャーやNBAで活躍できる日本人は一握り。でも卓球で世界ランキング100位以内に入っている日本人って20人くらいいるんですよ。
そう考えれば卓球マーケットは間違いなくビジネスになるし、可能性を感じています。

【インタビュー】Tリーグ・琉球アスティーダ社長 早川周作(はやかわ・しゅうさく)
◆経歴◆
1976年、秋田県生まれ。明治大学法学部卒業。大学在学中から、学生起業家として活躍。その後、元首相の秘書として約2年間勉強し、28歳で国政選挙に出馬。
経営者の世界に戻ったあとは、日本最大級の経営者交流会の主催のほか、新聞やテレビ、ラジオなどメディア露出多数。2018年2月、琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社を設立し、代表取締役に就任。明治大学大学院講師・琉球大学非常勤講師等、業種業界を超えた幅広い分野で活躍している。

【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
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