仏教

日本人の生活に根付く特別な日を表す「ハレ」と普通の日を表す「ケ」とは?
特別な日を表す「ハレ」と普通の日を表す「ケ」 祭りや年中行事、冠婚葬祭などの非日常を「ハレ(晴)の日」、それ以外の日常を「ケ(褻)の日」といいました。ハレの日には、食べものや着るものも普段とは違う特別なものにし、メリハ […]

土間から畳敷きへ!日本流の寺院の建築法とは?
寺院にも生活感を取り入れるのが日本流 日本に仏教が伝えられた当初、寺院は中国の建築を範として建てられた。礎石の上に朱に塗られた柱が立ち、屋根には瓦が葺かれた。今ではごく当たり前の寺院風景だが、当時は宮殿でさえ掘っ立て柱に […]

全国に数十万もある寺院を見張るために江戸幕府が行ったこととは?
幕府が仕事を減らそうとしたから 大きな寺院で修行を積んだ僧が、そこで学んだことを伝えようと地方に寺院を建てた場合、大寺院に対してその寺院のことを末寺と呼びます。また、末寺に対して大寺院は本山となります。末寺からさらに末寺 […]

煩悩の数は108個というけれどなぜ108個なの?【眠れなくなるほど面白い 図解 仏教】
人生は四苦八苦だから 毎年の大晦日の夜、各地の寺院で撞かれる除夜の鐘。この音が聞こえてくると、いよいよ今年も終わりだなという気持ちになります(近年は騒音問題などから鐘が撞けない寺院も多いようですが、幸いなことに筆者の家は […]

どうして護摩行はキャンプファイヤーのように火を燃やすの?【眠れなくなるほど面白い 図解 仏教】
煩悩を焼き尽くすため 護摩行をご覧になったことはあるでしょうか。堂の中に1.5メートル四方ほどの壇が造ってあって、真言〈*〉という呪文を唱えながらその中央にある炉で小さな角材(護摩木)を燃やすのです。 時には炎が高く燃え […]

如来がパンチパーマのような独特な髪形をしている理由とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 仏教】
もとは天パーを結ったものだった 釈迦如来や阿弥陀如来といった如来の像の頭部を見ると、鏡餅のように二段重ねになっていて、しかも小さな円錐形のボツボツが無数についています(大日如来〈*〉を除く)。仏教用語では二段重ねの上の部 […]

不動明王の仏像はなぜあんなに怒った顔をしているの?【眠れなくなるほど面白い 図解 仏教】
仏の世界は分業制だから 仏教は物欲などの煩悩を絶つことが必要だと説いています。また、むさぼりの心や愚かさとともに怒りの心を取り去ることも必要だとしています。それなのに仏像には華美なアクセサリーをつけているものや、恐ろしい […]

世界中で仏像が造られるようになった理由とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 仏教】
アレクサンドロス大王が野望に燃えていたから 初期の仏教美術では釈迦は菩提樹や法輪〈*〉で表され、直接、表現されることはありませんでした。尊い人を像に刻むのは畏れ多いと考えられていたからです。そうした古代インド人の心情を変 […]

僧が身に着けている袈裟はゴミ捨て場や墓場から拾ってきた布で作られていた理由とは!?【眠れなくなるほど面白い 図解 仏教】
もとはゴミ捨て場の布だった 欲望を絶つことは、仏教の基本的な教えの1つです。欲望は満たされなければ不満という苦痛を生みますし、満たされてもより大きな満足へと駆り立てて苦しめます。この無限に連鎖する苦しみから逃れるためには […]

清少納言も通っていた?清水寺や石山寺が平安女性に人気だった理由とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 仏教】
宮仕えが息苦しかったから 平安時代の女流文学を読んでいると、清水寺や石山寺、長谷寺といった観音の霊場に参籠〈*〉する場面がしばしば出てきます。たとえば、清少納言は『枕草子』に清水寺参籠の思い出を記しており、本堂内に局とい […]

平安貴族が豊かな財力を使って寺を建てたり仏像を作っていた理由とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 仏教】
確実に極楽往生する方法を知らなかったから 平安末期に成立した歴史書『扶桑略記』の1052(永承7)年正月6日の条には、「今年より末法に入る」という記述があります。末法は仏教の歴史観に基づく言葉です。釈迦の死後、しばらくは […]

平安初期に仏教の大革新が起きた理由とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 仏教】
なぜ、平安初期に仏教の大革新が起こったの? 奈良時代までの仏教は、現代日本の仏教とは少々違っていました。寺院に一般人が参拝することはありませんでしたし、葬式が行なわれることもありませんでした。宗派はありましたが、大学の学 […]