歴史

引き裂かれた夕霧と雲居雁~巻名:少女(おとめ)~【図解 源氏物語】
大学に入り発奮して勉強 葵の上亡きあと、祖母の大宮に育てられていた夕霧は元服しました。大臣の息子なので、四位にもなれましたが、源氏は大学に入学させ、六位という下級の官位からはじめさせました。不満を抱く大宮と夕霧に、源氏は […]

源氏を拒否し続けた女性とは?~巻名:朝顔~【図解 源氏物語】
恨みを抱えた藤壺が夢枕に 桐壺院の弟である式部卿宮(しきぶきょうのみや)が亡くなり、その娘の朝顔は、喪に服すために齋院(さいいん)を退きました。昔から朝顔に求愛していた源氏は、弔問の文を何度も送りますが、朝顔は応じません […]

帝が出生の秘密を知るも、源氏の絆はより深まった!?(薄雲)【図解 源氏物語】
冷泉帝出生の秘密 冬、明石の君が姫君と住む大堰(おおい)の邸は、寂しさが増しました。源氏は、自分の近くに来るよう促しますが、やはり明石の君は決心できません。そこで源氏は、せめて姫君を引き取りたいと切り出しました。動揺しな […]

明石の君と再会し姫君を引き取る~巻名:松風・薄雲~【図解 源氏物語】
姫君と対面して感動 かねてより造営していた二条東院(にじょうひがしのいん)が完成し、源氏は東の対には明石の君母娘を迎えたいと考えました。しかし、明石の君は身分の違いを思い、惨めな思いをするのではと恐れます。娘のことを思う […]

光源氏の絵日記に人々は感涙した!?冷泉帝の寵愛を得るために絵合を行った!【図解 源氏物語】
斎宮女御が寵愛を受ける 源氏は藤壺と相談して、六条御息所から託された前斎宮を冷泉帝の後宮に入れます。入内した前斎宮は斎宮女御(さいぐうのにょうご)と呼ばれるようになりました。それに先立ち、権中納言(ごんのちゅうなごん 元 […]

帰京後の出会いと別れ~巻名:澪標・蓬生・関屋~【図解 源氏物語】
源氏の子が即位(澪標) 源氏が都に戻った翌年2月に、朱雀帝は譲位し、冷泉帝(源氏と藤壺の子)が即位。源氏は内大臣となります。3月、明石の君が女児(明石の姫君)を出産し、紫の上は心をざわつかせます。秋、源氏は帰京できたお礼 […]

禊のため須磨へ向かった光源氏は、都に戻り「権大納言」に昇進!平安貴族の官職と位階とは?【図解 源氏物語】
明石の君と結ばれる(明石) 暴風雨は続き、源氏の怪しい夢も続きました。源氏は紫の上が差し向けた使者から、都も荒れ狂う天候に襲われていると聞きます。やがて源氏の邸に落雷し、一部が焼けてしまいました。ますます弱気になって、渚 […]

源氏、不遇の時代を過ごす~巻名:須磨・明石~【図解 源氏物語】
都を思う禊の日々(須磨) 朧月夜との密会が見つかって右大臣一派を激怒させた源氏は、官位を剝奪され、いよいよ追いつめられます。東宮を守るためにも、処分が下る前にと、自ら須磨に行くことを決意しました。夕霧のいる左大臣邸に挨拶 […]

源氏は心休まる女性を求めて、麗景殿女御と三の宮を訪ねる!平安時代の天皇の皇妃の位とは?【図解 源氏物語】
静かに暮らす姉妹(花散里) 右大臣方の圧力が強まる中、源氏は亡き桐壺院を懐かしみ、心休まる女性を求めて、ひっそりと暮らす麗景殿女御(れいけいでんのにょうご)とその妹の三の宮を訪ねようと思い立ちます。麗景殿女御は桐壺院の後 […]

密会が見つかり怒りを買う~巻名:賢木・花散里~【図解 源氏物語】
御息所と別れを惜しむ(賢木) 秋、六条御息所は源氏との関係に終止符を打ち、斎宮(さいぐう)となった娘とともに伊勢に下ることを決意しました。源氏は、「このまま別れるのは忍びない」と六条御息所を訪問。六条御息所は、嵯峨野の野 […]

葵の上は、六条御息所の嫉妬と苦しみから物の怪に取りつかれた!?【図解 源氏物語】
車争いののち御息所が生霊に 桐壺帝は譲位して院となり、源氏の異母兄である朱雀帝が即位。藤壺の産んだ皇子(表向きは桐壺院の子、実際は源氏の子)が新東宮となり、源氏は桐壺院に請われてその後見人となります。そんな中、六条御息所 […]

光源氏は宴後に酔い心地で朧月夜と出会った?平安京の年中行事は現代まで受け継がれているものも!【図解 源氏物語】
月夜の運命的な出会い(花宴) 翌春の2月下旬、宮中の紫宸殿(ししんでん)で桜の宴が催され、源氏は兄の東宮(弘徽殿女御の息子、のちの朱雀帝)に所望されて漢詩と春鶯囀(しゅんのうてん)の舞を披露します。源氏の漢詩は、専門家た […]