ランニング後のケアが大切!アイシングで筋肉の回復を促進
ランニング後に筋肉に痛みが出る場合は、その箇所が炎症を起こしていたり、内出血をしているという証拠です。筋肉や身体の疲労をできる限り早く解消するという意味でも、筋肉の炎症をやわらげるアイシングを積極的に実施しましょう。アイシングは筋肉の炎症、疲労の両方に効果的で、筋肉を冷やすと新陳代謝や筋活動が抑制されます。痛みが出なくても、ランニング時に太ももやふくらはぎ、足首、ひざなどは酷使されているので、集中的にアイシングを行うと良いでしょう。
ランニング後に何もケアをしないと、修復のペースが遅くなる可能性があり、翌日、痛みで走れないということにも。アイシングの方法は簡単で、疲労や張りを感じる部分を氷で冷やすだけ。20分間程度行うのが最も効果的だと言われていて、それ以上やりすぎると、冷たさで麻痺し、血行が阻害され逆に悪化する場合もあるので注意を。また、1度アイシングを行ったら最低でも2時間程度は間隔を空け、痛みがひどいときも1日最大3セットを限度に行うようにしてください。(寒冷蕁麻疹がでる人や心疾患のある人は行うことができません。主治医に相談の上行ってください。)
アイシングで使用するアイテム
アイシング用ラップ
氷を入れたアイスバッグを患部に当てて、しっかり圧迫して巻くために使用。専用ラップを使うことで、しっかり圧迫できます。
アイスバッグ
患部に氷を当てるために使用。アイシング専用アイスバッグであれば、患部にまんべんなく当てることができます。
氷
細かめの氷を準備。より患部に密着させることができてアイシング効果がアップします。
【出典】『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』 著:神野大地
【書誌情報】
『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』
著:神野大地
青山学院大学時に「山の神」として一躍脚光を浴び、箱根駅伝4連覇に貢献した神野大地氏。彼が日々実践するトレーニングとランニングメソッドを初心者ランナー向けにまとめた一冊。元々は学生時代、ケガに苦しみ思うように走れなかった時期に、食事やセルフケアを見直しトレーニング法を身体に負担のかからないように改善するなど、様々な改革を実行した神野氏は大学卒業後も自身が考案したトレーニングでケガを予防しながら記録を伸ばしています。正しいランニングフォームで走ることはもちろん重要ですが、走り始める前のストレッチ法や、ランニング後のセルフケアの仕方などランナーの心構えとして知っておきたい実践法を紹介。
公開日:2024.07.25