体質改善&微減量はこれ!16時間断食
断食メニューのひとつ「16時間断食」は、不食日の夜だけを食べないで過ごすことで、胃を空にする時間を長く保ち、脂肪燃焼スイッチをオンにしていきます。
「最近、体重がじわじわと増加気味」「腰の肉がつかめるようになってきた」など、一時的に増加しているウェイトのコントロールをしたい方に向いている方法です。
夜食べないだけのとてもシンプルな方法なので、迷うことは少ないかと思います。ただ気をつけて欲しいのが、「夜食べられないから」という思考になると、昼にたくさん食べる選択をしがちになること。「夜食べないんだからこれぐらい」と、ごはんもしっかり食べてデザートつきのセットメニューを選ぶと血糖値の乱高下が起き、それが食欲のコントロールを難しくすることに。「夜食べないだけ」だったはずの断食が、「何か食べたくてしかたない」という苦行になってしまいます。夜を楽に過ごすためにも、昼食は良食日と同じおかずのみにしておきましょう。
また、ずぼら断食終了後も、フレンチのフルコースを食べたとか、遅めの時間にラーメンをガッツリ食べたという日の翌日にこの断食を行うと、体の調整がしやすくなるので、ぜひ覚えておいてください。
16時間断食のやり方
朝と昼は良食日メニューにして、夜は何も食べずに水だけを飲んで過ごします。これで脂肪燃焼スイッチが入る、とプラス思考で乗り切りましょう。
1日目(不食日)
朝:無糖のヨーグルトや季節の果物 昼:おかずのみ 夜:なし
2〜5日目(良食日)アルコールOK!
朝:無糖のヨーグルトや季節の果物 昼:おかずのみ 夜:野菜メインの料理やスープ
6〜7日目(美食日)アルコールOK!
朝:好きなもの 昼:好きなもの 夜:好きなもの
16時間断食を楽にするポイント
朝と昼に食べ過ぎない
「夜食べないからその分を朝や昼に」と考えるのは“蓄積型の思考法”です。夜を楽に過ごすために朝と昼はいつも通りが正解です。
不安なら昼食は遅めにとる
空腹の時間が長くなることに不安感や抵抗感があるようなら、昼食を14時や15時など少し遅めにとるのもひとつの手です。
夜の空いた時間に何をするか決めておく
夕食のメニューを考えたり、材料を買いに行ったり、食べたりしていた時間が浮きます。何をしようか事前にリストアップしましょう。
夜更かしはせず早めに寝る
空腹感に振り回されないため、そして、体の修復・回復能力をさらに高めていくために、不食日は特に睡眠の質を高めましょう。
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そんなに食べてないのに太る本当の理由
「そんなに食べていないのに体重が減らない」「カロリーを抑えて食べているはずなのに太ってしまう」という声をよく耳にします。努力している人には酷かもしれませんが、食事に気をつけているつもりでも、じわじわと体重が増えていく、あるいは、理想の体重以上の体重がありなかなか減らないという場合、自覚のあるなしに関わらず、食べ過ぎていることがほとんどです。
食べ過ぎと聞くと、食べる量をイメージする人が多いと思います。確かに、お腹がパンパンになるまで食べればそれは食べ過ぎです。ですが、油たっぷりの揚げ物や炭水化物が多めの食事など、次の食事までに胃で消化しきれないようなものを食べたり、量が少なくてもその日の活動量で消費しきれないくらい高カロリーなものを食べたりした場合も、実は食べ過ぎなのです。
食べ過ぎチェックリスト
ずぼら断食で体を改善していくにあたり、まずはスタートラインに立つことから始めましょう。ダイエットの基本でもありますが、やせたいと思ったら自分の食生活を把握すること。下の「食べ過ぎチェックリスト」を使うと、簡単にセルフチェックができます。食べ過ぎなのか、食べ方のクセがあるのかを確認してみてください。
□ 1日3食、ほぼ決まった時間に食べている
□ 舌にたっぷりと白や黄色の苔こけがついている
□ 満腹になるまで食べないと食べた気がしない
□ 午後のおやつ、または夕食後のデザートやスナックがルーティーン
□ 食べてから2時間以内に眠ることがよくある
□ 早食いの自覚があり、大低20分以内で食べ終わる
□ 昼食から1〜2時間後に強い眠気を感じることがしばしばある
□ よく噛んで食べようと意識したことがほぼない
□ 唐揚げやコロッケなど油で揚げた料理が大好き
□ 毎日、夕食に炭水化物(ごはん、麺類、パン、粉物など)を食べている
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出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
【書誌情報】
『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
著:関口 賢
運動不足や日々の生活の忙しさなど、さまざまな理由で太ってしまった、さらに「何をやっても痩せない…」という人も多いと思います。そんな人に向けて、本書では10万人以上を痩せさせてきたダイエット専門鍼灸院の総院長である著者が考案した、自宅でできる究極のダイエット法『ずぼら断食』を紹介します。人間は食べることが必要不可欠ですが、食べることで不健康にもなります。体のためにと思って食べていたことが、逆に体の負担になってしまっていることもあり、それが肥満や不調の元になっているのです。まずは食べないことがどのような健康効果をもたらすのかを徹底解説。そのうえで、誰でも簡単に取り入れられる8時間断食から、痩せて体質改善もできる16時間断食、ストンと痩せて体がリセットできる24時間断食、さらにストイックにガッツリ体重を落としたい人向けの32時間断食など、自分自身の目的とやりやすさに合わせた4つのプログラムから選択できます。栄養過多な状態にある体を断食で一度リセットすることで、何をしても痩せなかった体がみるみる痩せていくだけでなく、慢性的に感じていた不調や健康診断の数値も劇的改善できます!ダイエットでなかなか結果がでない人も、疲れやすかったり、原因不明の謎の不調を抱えている人などにもぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2024.06.14