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次も気持ちよくお願いを聞いてもらえるようになる魔法の言葉【眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話】

Text:五百田達成

【ACTION 頼む】次も気持ちよくお願いを聞いてもらえるようになる魔法の言葉「〇〇さん、××してくれたんですね」

相手への思いやりが大切

営業などの対外的な業務に限らず、仕事をしていく上で、「相手の名前を覚える」というのは大切なことです。

特に、相手に何か依頼したり、お願いしたりという場合は、「新人くん」「派遣さん」などという呼び名ではなく、「鈴木さん」「佐藤さん」というように、しっかりと名前を呼ぶようにしましょう。

呼ばれた側は、「間違いなく自分に対して話している」と安心できますし、「自分のことをひとりの人格として認めてくれている」と実感できます。そうなれば、多少無理なお願いでも、「なんとか力になってあげよう」という気持ちがわいてくるものです。

また、相手のしてくれたことに対する敬意を伝えるのも重要なポイントです。

そのためには、「◯◯した」ではなく、「◯◯してくれた」という言い回しを使うといいでしょう。「××さんが作った資料だけど」ではなく、「××さんが作ってくれた資料だけど」と言ったり、「昨日残業した人」ではなく「昨日残業してくれた人」と言ったりするのが有効です。このような言葉を使うことで、相手をねぎらうニュアンスが付け加えられ、言われた側は「きちんと敬意を払われている」と実感することができるのです。

名前を呼ぶことも、言い回しを工夫することも、相手の自尊心を満足させ、会話をよい方向に向かわせる効果が期待できます。よりよいコミュニケーションを行うために、ぜひともこのテクニックを覚えてください。

お願いをするときに気をつけること

【NG】「新人くん、派遣さん、◯◯社さん」/【OK】「斉藤さん、佐藤さん、鈴木さん」

名前で呼ばれると

  • 間違いなく自分に話していると確認できる
  • 自分のことを、ひとりの人格として認めてくれていると感じられる
  • 自分の名前を覚えていてくれることに、うれしさと安心感を覚える

「〜してくれた」という語尾で話す

「〇〇さんが作った資料だけど〜」 → 「〇〇さんが作ってくれた資料だけど〜」
「昨日残業したメンバーは誰?」 → 「昨日残業してくれたメンバーは誰?」

「〜してくれた」という言い方をすることによって、相手は
・「相手に敬意を払われている」と実感する
・「この人のためにやってよかった」と思える

 

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話』著:五百田達成

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話』
著:五百田達成


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